怪文書

オタクに幸あれ

Is there a Santa Claus? (キャラクターは存在するか)

 「アニメのキャラに心はない」

 そんな発言を耳にして、この社説を思い出した。

 サンタクロースはいるの?ーー少女の純粋な心に応えた、あまりにも有名な文章だ。

“Yes, Virginia, There is a Santa Claus” | Newseum 

there is a veil covering the unseen world which not the strongest man, nor even the united strength of all the strongest men that ever lived, could tear apart. Only faith, fancy, poetry, love, romance, can push aside that curtain and view and picture the supernal beauty and glory beyond.

 目に見えない世界はベールで覆われていて、力ずくではそれをこじ開けることはできない。信じる気持ちや愛する心だけが、その向こうの、美しくすてきなものにふれられる。

 

 

 私には、サンタクロースの存在を信じた記憶がない。クリスマスの夜は、夕食をとっているときに両親から直接プレゼントをもらっていたからだろう。

 そんな私が、いま「サンタクロースは本当にいるの?」と問う子どもたちに、「いるよ」と答えている。

 二次元のキャラクターに傾倒している身だからこそ、「いる」とはっきり断言できる。今は見えなくても、ふれられなくても、信じているからそう言っている。たとえ自然のものではなくても、サンタクロースもキャラクターも、一人一人がその存在に神様のような力を宿していると願うから、彼らは「いる」のだ。

 

 

 Are there “character”s?

 私たちの愛するキャラクターは、物理的には存在しない。

 けれど、見たことがないからと言って、触ったことがないからと言って、存在しないと言えるだろうか。

 誰かーー三次元だろうが二次元だろうがーーを好きになる気持ちだって、目に見えないし、やわらかいとか固いとかの感触もない。いつもあやふやだ。

 それでも、そんな不定形な自分の心を信じられるというなら、キャラクターの存在を認めることも同じなのではないかと思う。

 Yes,OTAKU,there are “character”s.

2017年テニプリ新語・流行語大賞

 2017年テニプリ新語・流行語大賞は、2016年12月から2017年11月までの間に、テニプリ公式(原作者・漫画・アニメ・ミュージカル・グッズ等)から発せられたことばのなかで、多くの人の心を動かし、一年間を象徴するにふさわしい語を選ぶものです。

 今年は「アゲアゲ気分 ハッピー笑顔」「3年A組」「ダブルスリング」「サマバレ(ハッピーサマーバレンタイン)」「実質1位」「すまんごめんソーリー」「無没識」「おてみゅ」「テニラビ」「跡部様」の10語がノミネート。この中から、投票によって年間大賞を決定しました。

 なお、惜しくもノミネートから外れた語には「黄金の許斐先生像」「マスターピース」がありました。

 

 2017年も多くの名言が生まれたテニプリ界。そんな中、今年の年間大賞に選ばれたのは、この語でした。

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 全テニプリ界を震撼させたサマバレ。

 ファンから贈られたバレンタインチョコレートに対して、「番組を作る」というかたちでお返しをしてきた許斐先生。真夏のホワイトデーあらためバレンタインデーは、まさに2017年を象徴するにふさわしい語といえるのではないでしょうか。

  2位以下の得票数は下記のとおりです。「アゲアゲ気分 ハッピー笑顔」「実質1位」など、実用性のある語が上位にきている印象を受けました。

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用語の解説

 

サマバレ【サマバレ】

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①ハッピーサマーバレンタインの略。

テニプリ民の祭日の一つ。8月14日。男女どちらからも気持ちを伝えあい、それが叶う特別な日。

許斐剛による楽曲「ハッピーサマーバレンタイン」のこと*1

④2017年8月14日に放送されたネット配信番組「2017バレンタインチョコ獲得ランキング ハッピーサマーバレンタイン」のこと。

 

 

アゲアゲきぶん ハッピーえがお【アゲアゲ気分 ハッピー笑顔】

 ミュージカル楽曲「STILL HOT IN MY HEART」*2に登場するフレーズ。

 

じっしついちい【実質1位】

 2017年8月14日の「2017バレンタインチョコ獲得ランキング ハッピーサマーバレンタイン」特番における観月はじめ(10位)のコメント「これだけ露出の多い方々の中での10位……実質1位と言ってもいいでしょう♪」より、印象的な語を抜粋。

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すまんごめんソーリー【すまんごめんソーリー】

 ミュージカル楽曲に登場するフレーズ。

 

おてみゅ【おてみゅ】

「オールテニプリミュージアム in 京都」*3の略称(許斐剛命名)。2017年10月12日~28日まで開催されていた展示・販売イベントを指す。

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テニラビ【テニラビ】

 スマートフォンアプリ「新テニスの王子様 Rising Beat」*4の略称。Twitter内での投票によって決定した。11月28日から大好評配信中。

 

ダブルスリング【ダブルスリング】

 作中でダブルスを組んでいる2人をイメージして作られた衝撃の二連リング。2017年11月の時点では、宍戸・鳳*5と、大石・菊丸*6ペアのダブルスリングが発売されている。

 

あとべさま【跡部様】

 跡部景吾のこと。毎年ノミネートされている。

 

3ねんAぐみ【3年A組】

 氷帝学園3年A組のこと。

 2016年10月発売『新テニスの王子様 19巻』 *7の帯についている応募券を貼り申し込むと、応募者全員が氷帝学園3年A組の生徒になれる企画がおこなわれ、20巻*8にて発表された。跡部景吾を含め11,671人生徒の学級ができた。 

 

むもつしき【無没識】

 眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識に続く第8の意識。人間の「無意識化で働く心の深層部分の弱さ脆さ」*9から生じる畏怖や過信といった「心の弱さ等に一切影響を受けない」状態とされる。

 

 

 

  以上、2017年のテニプリ新語・流行語大賞の紹介でした。

 今年話題となった語には、「サマバレ」「おてみゅ」「テニラビ」などの略称が多かったようです。テニフェスなど恒例のイベントがなかったぶん、特番や展示会といった初の試みがあったり、待望のリズムゲームが配信されたり、新鮮な一年間となりました。

 原作ではワールドカップの本戦トーナメントが始まろうとしています。今後のテニプリのますますの飛躍と、バレンタインデーに強力なスポンサーがつくことを願い、2017年の新語・流行語大賞発表を締めさせていただきます。アンケートの拡散および回答にご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

 

※当企画は個人の趣味でおこなっているものであり、公式とは一切関係ありません。

★選考協力:しーかさん・すどうさん

既視感と未視感【ドリフェス!R 噴水広場ミニライブ感想】

 日常のふとした瞬間、自分の置かれた状況に既視感を覚えることがある。

 その場面は、実はすでに一度見たことのある光景なのかも知れないし、もしかしたら自分の想像や夢の中での出来事だったかも知れないと言われている。

 このデジャ・ヴュ体験をしたいがために、池袋へ行ってきた。2017年11月3日、AGF――アニオタ・ゴリラ・ファイトである。

 アニメやゲームファンの女性をメインターゲットとしたこのイベントでは、会場となるサンシャインシティの噴水広場でトークショーやライブがおこなわれる。場所が場所なだけに、誰でも、どこからでも、無料で観覧できるものだった。

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 噴水広場でDearDreamとKUROFUNEがミニライブをする。それを知った直後、私は同じ時間帯に入れていた予定をキャンセルした。考えるより先に手が動いていた。絶対に噴水広場へ行かなければならないと思った。

 なぜかというと、ここをモデルとしたライブが、アニメ『ドリフェス!!!!!!』の9話で描かれていたからだ。結成直後のDearDreamが、地方のショッピングモールをまわった集大成としてライブをおこなったのが、サンシャインシティの噴水広場だった。

 

 私はこの9話が大好きだ。『ドリフェス!!!!!!』では、ファンのエールの大きさとアイドルの衣装の豪華さが比例する。観客のまばらな会場を回っているときはエールも少なく、服の上下もちぐはぐだった。それがしだいに揃っていき、華やかになり、噴水広場のライブではURカードの衣装に変身する。5人での曲の初お披露目だということもあり、ドリカタイムには全員分のドリカが映されるのだが、この流れが完璧で、見るたび泣きそうになってしまう。

 逆境に立たされてもくさらずに努力して、少しずつ状況を打破していくDearDreamの姿は見ていて本当に気持ちが良い。地方でのイベント会場の様子はあまりのリアルさに傍ら痛くて目を閉じてしまいたくなったが、そのぶんラストのカタルシスがものすごく大きい。9話は最高。*2

 

 つまり、サンシャインシティの噴水広場でDeaDreamのライブを見るということは、究極の聖地巡礼なのだ。SHIGEさんのいた場所に気付いたときは小躍りしたし、ドリカ型ペンライトに新しいドリカを装着しているときなど、あまりの“現実”っぷりに気が狂いそうだった。

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 開演直前には、Tシャツ姿のDearDreamとKUROFUNEによる公開リハーサルがおこなわれた。そしてミニライブが始まると、衣装*3に着替えたDearDreamが登場。アニメのオープニング曲である「PLEASURE FLAG」と「ユメノコドウ」を歌った。数分前に見た姿と違う衣装で出てこられると、自分たちの掲げているドリカをCatch Your Yell!!されたと錯覚してしまう。MCのあとは「ユレルMidnight」、「リバーシブル→バレンタイン」が続き、DearDreamは舞台からはけていった。その後、不穏なBGMとともに現れたKUROFUNEが「君はミ・アモール」、奏(石原くん)を加えての「薔薇の三銃士」、「シナリオ」を歌う。最後は7人での「ALL FOR SMILE!」、アンコールに「ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい」でミニライブは幕を閉じた。

 フルで歌った曲が6曲もあった。まったくミニライブではない。 ふざけるな、こんなものを無料で見せられてたまるかと憤りながらドリカを20枚買った。ブンブンボムパーカー姿の純哉くんを2枚見たがかわいいから許した。

 

 噴水広場のミニライブでは、その場にいたことがあるはずないのにいたことがあるような、この景色を知っているけれど初めて遭遇するような、不思議な感覚を味わった。アニメで見たDearDreamではないはずなのに、あの場で見たのは間違いなくDearDreamだった。

 二次元と三次元が混ざり合い、ひとつになって、オタクの頭をぐちゃぐちゃにしてくる。デジャ・ヴュだと思い込んでいた5次元は、どうやらジャメ・ヴュでもあったらしい。

オタクとの関係がアツすぎるコンテンツ『ドリフェス!!!!!!』

 長く鎖国をしていた。穏やかな海に囲まれた美しい孤島で、優しい統治者のもと静かに暮らしてきた。この生活が永遠に続くと思っていた。

 しかし、異邦人は突然やってくる。かたくなに外界との交流を拒んでいた小さな島は、そのきらめきに目を奪われ、心をも奪われ、たやすく開国を許してしまった。

 2017年9月――十数年間テニスに引きこもってきたオタクにとっての、文明開化だった。

 私は「ドリフェス!!!!!!」に狂った。 

 

 

 作品の概要についてはすでに諸先輩方の先行研究がたくさんあるが、下の2記事は特にわかりやすいので読んでほしい。

 

アイドルとファンの距離感

 アイドルコンテンツ群雄割拠のこの時代で、『ドリフェス!!!!!!』が持っている個性を挙げろと言われたら、やはり私も「アイドル(キャラクター)とファン(ユーザー・視聴者)の距離感」と答えるだろう。

 アプリの『ドリフェス!!!!!!』には、乙女ゲームの要素が一切ない。ユーザーは、アイドルにとってたった一人の特別な存在(恋の相手やプロデューサー等)ではない。あくまで、たくさんいるファンの一人なのである。

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 ユーザーの立場は、画像のホーム画面を見るとわかりやすい。リズムゲーム部分は「ライブに参加」している設定だったり、カード入手のために「ショップ」へ行ったりする。「チャンネル」ページでは、アイドルたちのWEB配信番組を見ているていでストーリーを追うことができる。これらの番組では、キャラクターの素の部分ではなく、アイドルとして振舞っている姿を見ることになる。“(作られた)アイドル”と、彼らに干渉できない“ファン”の関係が徹底されている。

 開発の方も、このコンテンツが「乙女ゲームではない」ことを強調している。*1

実際にアイドルを応援している女性の話を聞くと、見返りを求めているのではなく、純粋にアイドルを応援をしているんですね。たとえば「あの高校のバスケ部にかっこいい男の子がいるから、放課後見にいこう」というような気持ちの延長線上に、アイドルを応援することがあるんだろうな、と。ですので、『ドリフェス!』は男性キャラクターと恋愛をする“乙女ゲーム”ではありません。

リズムゲームをする、つまりライブに行くと、ファンレベルが上がり、さらに彼らの情報を知ることができます。そこで我々がこだわっているのは、アイドルとは直接しゃべれないという設定です(笑)。あくまでも応援プロジェクトですから、アイドルとの距離が直接的に縮まるわけではありません。これも『ドリフェス!』の特徴です。

 アイドルを応援する気持ちはそれぞれだとは思うが、一方的に眺めていたい派の私には『ドリフェス!!!!!!』のスタンスがしっくりきた。

 また、『ドリフェス!!!!!!』にはアプリだけでなくアニメがある。そして、アニメのことを、キャラクターたちは「ドキュメンタリー」と呼んでいる。素の彼らを神の視点から俯瞰するのではなく、あくまでアイドルのテレビ仕事を見ている設定なのだ。*2

 そのため、驚くほど女性キャラクターが出てこない。アイドルたちと直接かかわって微笑まれるのは子どもかオバチャンなのだ。なぜなら、若い男性アイドルに求められているものがそれだから。「ドキュメンタリー」を自称しつつも、アプリの「チャンネル」と同じように、ファンに見せられる部分しか映していない。

 では、私たちオタクはその世界から排除されているのかというと、そうではない。私たちのような者は、ライブ会場の客席に座ってペンライトを光らせてカードをぶっ放す重要な役割を担っている。アイドルにはファンのエールが不可欠として、ファンの存在は積極的に肯定され、キャラクターは常に「ファンのために」と言いながら活動をしている。ファン(視聴者)は彼らにとってたった一人の特別な存在ではないが、アイドルを支える重要な存在として描かれているのだ。

 

地続き感の演出

ドリフェス!!!!!!』は、「地続き感」を強く意識させるつくりになっている。

 作中の特徴的な設定として、ファンはアイドルへの応援(エール)を「ドリカ(=ドリフェス!カード)」と呼ばれるカードで表現する点がある。バンダイだから。ライブ会場で「ドリカ」を使ってエールを送ると、アイドルたちがそのカードに描かれた衣装に着替えたり、ライブ中のパフォーマンスが変化したりする。意味がわからないかもしれないが、「ドリカ」はファンタジー要素なので、深く考えるべきものではない。

 この「ドリカ」をアプリで購入する時の通貨は「円」だ。星や石ではない。はっきり書いてある、「10枚パック ¥2,000」と。『ドリフェス!!!!!!』の世界では、ファンはお金でこのドリカを購入しているのだ。この異様な現実味が、オタクの理性を失わせてしまう。さらに、ガシャで出てくるのはヒトではなく衣装で、カード自体もアイドルのブロマイドという設定なので、罪悪感なく回せてしまう。「ドリカ」の存在が、キャラクターたちの生きる世界と私たちの生きる世界を繋げている。

 アニメのシリーズ構成の加藤陽一さんは、「地続き感」についてこう話している。*3

プレイヤーがファンとしてドリカを選び、アイドルに贈って着替えてもらうシステムは、アニメでもきちんと基本の仕組みとして描いています。どんな作品でも、「アニメに出てくるものが本物に見えるかどうか」にはすごく気を遣っています。

 前述の、アイドルとファンの距離感とも合わせて、リアリティが強く意識させられるようになっている。

 もう良い大人なので現実と虚構の区別はつくが、ドリカ型ペンライトを初めて光らせてときのわくわくした気持ちは、セーラー戦士のグッズを手に入れた幼いころのそれと似ていた。まるで物語のなかに入れたような感覚。セーラージュピターにはなれなかったが、『ドリフェス!!!!!!』の作中に描かれるファンにはなれるのだ、このドリカ型ペンライトがあれば。そういった狂気を抱かせる力が、この作品にはある。

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ドリフェス!!!!!!』は、あらゆる面で、プロジェクトに関わっている大きな企業が、これまでの知識と経験を活かして綿密な計算で作っているコンテンツだ。そして、オタクにものすごく優しい。控えめに言ってサイコー超えてる。絶対に幸せになれるって約束するから、人類皆『ドリフェス!!!!!!』のアニメを見たほうがいい。本当に。

 

 

 

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ときめき体験ふたたび【GSオンリーコスプレイベント】

 前回の開催からおよそ1年半。10月7日、再びはばたき市へ行ってきました。

 

 今回のテーマは「文化祭」です。文化祭……そんなこともありましたね……。

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 でも大丈夫です。2017年の「文化祭」には阿鼻叫喚の物販はありません。そこにあるのは、愛に満ちた最高の空間でした。

 

 今回は文化祭の準備からみんなで参加できるとのことで、飾り付けのお手伝いをさせていただきました。制服を着たはば学生・はね学生がみんなで紙のお花を作ったり、風船を膨らませたり、展示物を並べたり、黒板に絵を描いたりする様子に、ただただ感動のためいきが出ます。全パラメータ上がっちゃう。

 自慢させてもらいますと、私が高いところでの作業に苦戦していると、氷室先生が手伝ってくれました。私の心のアルバムに氷室先生の新しいスチルが加わった瞬間でした。人差し指に養生テープをくっつけてこちらに差し出す氷室零一のスチルが。最高。

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 準備が済み、文化祭が始まると、廊下はたくさんの人でごった返していました。制服を着た生徒だけでなく、私服姿の「お客さん」も来ていたので、異様な現実味があります。

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  そして今回もすばらしい小物たち。こんなのどう考えてもはばたき市は現実でしょ。

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 見つけた瞬間「振り袖が買える!」と跳び上がったポイントカードです。12月23日まで節約しなくちゃいけないね。

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 教室での日常風景の撮影もありました。1stチームは、文化祭の出し物決め、帰りのホームルーム(プリントを配る様子)、掃除、学園演劇の練習風景を撮影しました。撮影の場面をてきぱきと考え、指示されているスタッフさんが格好良かったです。

 というか、葉月珪くんからプリントを手渡されたときの気持ち、わかります?最高です。世界は美しい。

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 女王のガウンも着ました(※画像左は公式文化祭で展示されていたもの)。こんなことまで体験させてもらっていいんですか?と思ってしまうくらい、はば学・はね学の文化祭に参加できたのです。息を吸うとはばたき市の空気が肺に入ってきて、それが体中にめぐっていく感じがします。

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 昨年と同様、このイベントは交流がメインということで、たくさんの方とお話することができました。愛と憎しみがまじって何度も灯台に来させている真嶋太郎くんに肩を抱いてもらって写真を撮ったとき死ぬかと思いました。

 前回参加していた方との再会は、完全に同級生との再会の雰囲気でした。自然に「久しぶり~!」と言い合える空間。あたたかすぎる。

 ランチタイム交流では、初対面の方と一緒に修学旅行の色サマが思わせぶりすぎてずるいという話題で盛り上がり、ヨタ高生が教室に入ってきたときは「キャー!不良!」などの茶番をしてはしゃぎ、自由時間には設楽先輩やカレン様を囲みました。そうして過ごしていると、ああ私ははば学に存在していてもいいんだなあ、みんなはばたき市で生きているんだなあと、涙が出そうになります。本当に楽しくて、幸せなイベントでした。

 主催さま、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。これほどの規模のイベント運営、大変さは想像もつきません。前回と同じ言葉になってしまいますが、はばたき市をこの世に作ってくださり本当に感謝いたします。

 12月、池袋のマルイでまたはばたき市のみんなと会えるのが楽しみです。