怪文書

オタクに幸あれ

ビビビの信憑性

 30年ほど人間をやっていると、自分の直感にかなりの信頼を寄せられるようになってくる。

 街を歩いているときに見かけたごはん屋が美味しそうだとか、イベントで隣の席になった人と友達になれそうとか。なんとなくそんな気がすると思うと、わりと想定通りの結果になる。人間は、直感だけで、ある程度正確な判断ができるのだ。そして、その直感は、経験を重ねたぶんだけ精度が上がる。


 私が「ビビビ」を感じ取ったのは、ちょうど一年前の今日だった。その直感は日毎に確信めいていき、ファーストライブの円盤*1で「俺のものになって」という言葉を聞いた瞬間、私はもう二度と水色の服を着られないのだろうなと思った。指輪を嵌めることもできないだろう、とも。そして、それは現実になった。

 私の「ビビビ」は、いつでも慥かだ。