怪文書

オタクに幸あれ

推しにメシを

「推しにメシを喰わせたい」――いつからか自分の内に芽生えた感情は、年を重ねるごとに大きくなっていった。

 推しとの年齢差が開いたことによる庇護欲か、母性あるいは父性か。とにもかくにも、邪な気持ちは一切なく、ただただ「推しにメシを喰わせたい」と思う時間が増えた。

 

 お腹いっぱいにおいしいごはんを食べる。

 私自身、これ以上の幸せはそうそうないと考えているし、満腹であることがきらいな生き物はめったにいないのではないだろうか。

 だからこそ、育ち盛りの推しには甘辛く味付けて炒めた豚肉とたっぷりの白米を食べさせたいし、テーブルの上にカレーライスと寿司とラーメンとチーズサンドとステーキをめいっぱい並べてやりたい。満たされた胃に幸福を感じ、めいっぱい体を動かして、存分に寝て、大きく成長してほしい。

 もちろん、物理的に食べさせるだけではない。メシが食える=収入がある、ということになるので、「メシを喰わせたい」というのは、カネを出したいという意味も含んでいる。

 

 そんな思考を持ったオタクのもとに降ってきたのが、『ときめきレストラン』と『ドリフェス !R』のコラボ・イケメンドリームパーティーだった。イケメンドリームパーティーて。

 

 数年前、不破剣人をE→motionのセンターにして完全燃焼したときレス。そのシステムは痛いほどよくわかっている。

 ニクを焼くのだ。そして喰わせるのだ。デカイ肉を。アイドルに。

 

 そう、つまり、ついに来たというわけである。推しにメシを喰わせるときが。

 

 今回のコラボイベントにはいくつも見どころがあるのだが、一番の感動は、物理的に「推しにメシを喰わせることができる」という点だ。

 考えてもみてほしい。ドリフェス!はメシアニメなのだ。少年たちのさまざまな悩みや衝突を、寿司やウエハースが解決してきた。空腹により不安定になった心を、温かい夕飯が癒すこともあった。なぜかラーメン屋に原画展示もされている。

 そんなメシアニメのドリフェス!キャラクターに、好きなだけメシを与えられる。D-Four Productionの事務所食堂従業員はいつもこんな気持ちなのだろうか。めちゃくちゃ楽しい。チーズフォンデュを食べる千弦はめちゃくちゃかわいいし、肉を前にして「こういうのが食いたかった」と言う黒石くんはめちゃくちゃロック。メシ喰って笑顔になる推し、サイコー超えてるでしょ。(ドリフェスくん全員推しです)天才コラボだよほんと。

 ひさしぶりのはばたき市はやっぱり楽しいので、こうしてまたレストランを再開する機会に恵まれて本当によかった。

   ときレスくん、ドリフェスくん、ありがとう、毎日がさらに楽しくなりました。

 

 

ときめきレストラン☆☆☆(ときレス)

アプリ|「ドリフェス!R」5次元アイドル応援プロジェクト公式サイト

★件のラーメン屋