怪文書

オタクに幸あれ

『新テニ』アオリ文グランプリ

  コートを伝う白石の絶頂(エクスタシー)!!

 これは『テニスの王子様』Genius315「完璧なる男」最終ページのアオリ文である。全国大会準決勝S3において、白石の円卓ショットが決まった場面に書かれていた。出た当時は何がなんだかわからず非常に混乱したことを覚えているし、10年以上経った今でも全く意味のわからない文である。だが、伝わる。言いたいことは伝わってくる。

 アオリ文というのはそういうものだ。読者の関心を惹く何かを感じさせることが第一。雑誌連載時にあるアオリ文は、単行本には掲載されない。そういった刹那的な面もあるせいか、時には漫画本編にある台詞よりも印象に残る名言が出てくる。これらが読者の心を煽っている。『新テニスの王子様』のアオリ文も例外ではない。

 そこで今回、ジャンプSQ.本誌掲載時のアオリ文をまとめ、特に心を打つものを選出した。

 新テニのアオリ文は、1ページ目、表紙、最終ページに書かれている。ただし、物語の展開上余計な言葉はないほうが良い場合、省かれることもある。また、1ページ目と表紙が一緒の場合もある。2009年4月号の第一話から振り返っていくので、ぜひお手元に『新テニスの王子様』1~20巻をご用意いただき、漫画と合わせて確認してほしい。

 

 

1.アオリ文一一覧

2009年

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 3月から連載が始まり、同士討ちでの負け組合宿まで。8月には許斐先生がファーストシングルCDを発売、9月にはテニプリフェスタがおこなわれた年だ。

 第1話最終ページには「強者(とも)、遠方より来る――!!」。越前がアメリカから戻ってきたシーンに論語をもじったアオリ文。また楽しからずや。

 第4話の「鬼の金棒にはガットが2本!?負けられない!!」も絶妙。名前が鬼だからってラケットを金棒呼ばわり。鬼と対戦する桃城が、この回のタイトルで「桃太郎」と表現されているところまで含めての素晴らしさだ。

「あの日々に報いるため!友への一打に迷いなし!!」は、第9話、五感を奪われた真田を幸村が容赦なく攻める場面でのアオリ文。ストーリーと相まってしみじみと感じ入る一文となっている。

 

2010年

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 負け組の特訓、5番コートと3番コートの総入れ替え戦が描かれた2010年。

「地に堕ちた栄光と誇りのレギュラージャージ…!!」は、第19話で、中学生が堀った穴にジャージを埋められたシーン(のちにジャージは埋められていなかったことが判明)。「地に堕ちた栄光と誇り」は、ジャージだけでなく負け組中学生の存在そのものを表してもいるのだろう。

 第33話「白石の包帯に隠された腕には黄金のガントレットが!この事態、毒か薬か…!?」の「毒」と「薬」は、当時おこなわれていた白石のライブツアーと掛けられている。キャラクターソングやミュージカルナンバー、その他のメディアとの共存もテニプリの面白さだ。

 続く第34話「白石の巧みな話術で悪魔化の危機を脱した切原!華麗に羽ばたく姿は、悪魔なんかじゃない――!」も、集英社だからこその文だ。

天使なんかじゃない 1 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)

 

2011年

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 年明け早々にテニプリフェスタ2011がおこなわれ、9月には劇場版公開となったこの年。原作では総入れ替え戦が終了し、Genius10らU-17一軍が登場した。

 跡部-入江戦は秀逸なアオリ文が多く、許斐先生も、担当編集に「最近のアオリすごく良いよね」*1と言うほどであった。跡部王国の完成に関する「跡部王国建国の花火が上がる!!」「新しい国が生まれた…!!」「傷だらけの戴冠式!!」は特に素晴らしい。跡部関連に気を取られがちだが、第40話「入江、失意の彼方へ!!」は、入江の名前「奏多」と「彼方」が掛けられている優れた一文。

 また、前年の白石に続き、第52話の「底知れぬ能力…これはまだ神の子の序章(プロローグ)――!!」も、この時期に開催された幸村のライブツアーと被せたアオリ文となっている。

 

2012年

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 1月から3月まで、新テニの地上波アニメが放送された2012年。跡部・仁王-越知・毛利、石田-渡邊、丸井・木手-君島・遠野の試合が展開された。

 この年のアオリ文は状況説明が多く、高評価できるものは少なかった。

 

2013年

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 テニプリフェスタ2013がおこなわれ、さまざまな場面で高校生陣の活躍が目立つようになってきた一年。

 この年、最も人々に衝撃を与えたアオリ文は第102話の「亜久津の気持ちは"I love tennis"…!!」だろう。この陰に隠れた第101話冒頭の「荒れる亜久津」も見逃せない。

 そして、第105話「焦りから自らのラケットで亜久津を殴打してしまった真田…一方、リョーガに渡されたラケットは鬼が使用していた十字ガットで…!?」は、単純な状況説明でありながらも、任侠サスペンスドラマが始まりそうな一文となっており、なかなか味わい深い。

 

2014年

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 森永製菓とのコラボレーションやSQ.ジャックなど跡部がフィーチャーされた一年だったが、原作ではリョーマが目立っていた。徳川と平等院の試合中は、平等院の圧倒的な強さを表現したアオリ文が多い。

 第112話、初対面の越前兄弟を打ち解けさせるために「テニスをやれ」と、南次郎が勧めるシーンには「越前南次郎流子育て術…!!」。テニプリはもともと父と子から始まった物語だったことを思い出させてくれる一文だ。

 

2015年

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 舞台はオーストラリアへ移り、U-17プレワールドカップが始まった。一挙4話掲載が続いたため、この年はアオリ文も豊富である。

「デュークの開幕ホームランで敵(ドイツ)を一蹴!!」のアオリ文が掲載されたのは、ドイツ代表をデュークホームランで観客席まで吹き飛ばした第141話。テニスには逆転ホームランも開幕ホームランもあった。

 第150話の「王国陥落…」は、ドイツ代表となった手塚に跡部が敗北する場面。この四文字だけで、跡部が負ける事態の大きさがわかる。

 9月号はほぼTUBEに持って行かれているのだが、なかでも第154話「テニスよ逃げないでくれ~」*2 、第155話「ツベ共和国の独断場(ライブ)は終わらない… 」(※おそらく「独壇場」の誤り)、「TUBEさん30周年おめでとうございます!!」は、もはや何を読んでいるのかわからなくなる異様な文だ。

 

2016年

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 許斐先生のソロライブに始まり、テニプリフェスタ2016の開催、劇場版新作の制作決定と、漫画以外の展開も非常に多かった2016年。ドイツ戦が終わり、W杯の本戦が始まった。5月に担当編集が変わったため、アオリ文の雰囲気も大きく変わっている。

「死に場所」と書いて「ポーチ」と読ませる第169話の「幸村が死に場所(ポーチ)へ…!?」。卓越した発想力である。

 遠野・切原ペアに関するアオリ文も印象的なものが多い。特に第189話の「割られたのはプライド!?遠野篤京に有罪判決――!!」、第190話の「青い空 白い雲 赤い処刑台(テニスコート)――…」「割腹と介錯で完遂…This is HARAKIRI!!!!」は秀逸だ。

 オーストラリア戦で印象的なのは、第195話「常勝の海より龍虎立つ チーム”竹”出陣――!!」や、第199話「千の逆境にも立ち向かおうぞ。たった一人戦友(とも)がいれば…」。担当編集が変わってから、意味のある文学的なアオリ文が増えた。

 

2017年

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 今年はまだ半分終わったところだが、第208話の冒頭「真夏の豪州にブリザード警報――!! 」や、最新号217話の「僅かに残る希望の芽を彼は摘みに来た…」など、良いアオリ文が見られる。第216話の「4手のためのテニスソナタ…開演!!!!」は、感嘆符が4つ並んだところにもこだわりを感じられる秀逸な一文だ。

 

2.インパクト部門 ベスト3

 亜久津の気持ちは"I love tennis"…!!

 さすが大石…すでに日本代表の母…

 優しすぎるぞーーっ!!

 かつて、有名な文豪が「I love you」を「月が綺麗」と和訳することに趣を見出だした。「亜久津の気持ちは"I love tennis"…!!」は、千石清純の「今夜は月が綺麗だなぁ」という台詞を受けてのアオリ文である。敢えて「"I love tennis"」と書くことで、「今夜は月が綺麗だなぁ」に対する読者の混乱を緩和させた。

「さすが大石…すでに日本代表の母…」は、ドイツの情報を見るために「よーし!!みんなで大石の部屋に集合だ!!!」となる場面での一文。大石が「青学の母」と呼ばれていたのは、手塚や他の部員をフォローする穏やかな性格が、(ステレオタイプの)母親を連想させたからだろう。ここで「日本代表の母」と書かれたのは、朗らかさや器の大きさゆえか。

 デュークバントと同じ画面に掲載された「優しすぎるぞーーっ!!」。ほぼ上半身裸のマッチョがドロップショットを「バント」と呼んで打つところに「優しすぎるぞーーっ!!」。さらに、次の第148話での、平等院の「デュークの本来のテニスは優しい小技だ」にうまくつながっている。汎用性が高い点もポイントが高い。

 

  以上が、『新テニ』アオリ文インパクト部門のベスト3だ。

 

3.新テニアオリ文グランプリ ベスト3

 語感の良さ、表現の美しさ、漫画との親和性を考慮し、2017年7月2日時点でのベスト3を決定した。

 

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 徳川と平等院の試合に「井の中の蛙大海を知らず」を掛けたアオリ文。徳川が漕ぎ出した海には海賊の平等院が待ち構える。その圧倒的な力の前に、己の未熟さを思い知らされるというものだ。シンプルだがわかりやすく、粋だ。

 

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 ちなみに「音速」のルビは「おんそく」だったが、あえて「マッハ」と書かなかったところに情緒を感じる。「コートに差す光」は高速のサーブを指しているが、越知月光の名前にも掛かっている。こんな解説をすると趣が薄れてしまうが、言及せずにはいられないほど巧みに、越知月光に関するキーワードを含めている。

 

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 美しい、その一言に尽きる。「常勝」「立海」を絶妙に組み込んだうえで、幸村と真田を龍と虎になぞらえ、まとめあげた一文。龍虎といえば、武田信玄上杉謙信がそう例えられることで有名だ(龍と虎どちらがどちらか、という話には諸説あるらしい)。風林火山を使う真田と、仲間でありながら好敵手でもある幸村を、武田と上杉、ひいては龍と虎に見立て、「出陣」させる。『新テニ』アオリ文の傑作だと言えるだろう。

 

4.まとめ

『新テニ』のアオリ文は本当に面白い。まとめて見ると、「成す術なし」「牙城を崩す」などの表現がよく出ており、戦況の悪いところから逆転する、スポーツ漫画の王道をきちんと描いているのだと改めて実感させられた。

 アオリ文グランプリの選考は困難を極めた。その中で傑出していた3つを個人的に選んだが、気付けていない名アオリ文もあると思うので、上に載せた一覧表でこれはと思うものがあれば教えてほしい。

 

 アオリ文の出典はすべてジャンプSQ.各号本誌です。協力してくださった雨宮さん・ジュネ助さん・うみさん、ありがとうございました。

*1:2011年2月 アニメイト横浜でのトークショーにて

*2:

シーズン・イン・ザ・サン

シーズン・イン・ザ・サン

 

2017年6月18日(日)新テニスの王子様オン・ザ・レイディオ

許斐先生のオタクによるメモです。

6月後半パーソナリティ:皆川純子さん(越前リョーマ役)・杉本ゆうさん(遠山金太郎役)

マンスリーゲスト:許斐先生

 

オープニング

杉本「今月のマンスリーゲストはこの方」

先生「こんばんは、許斐剛です」

皆川「新テニスの王子様の原作者、許斐剛先生です。3週目突入です」

拍手

皆川「やあやあやあお久しぶりです先生、テニフェス以来ですね」

杉本「そうですね」

先生「ラジオでは1年ぶりだね」

皆川「でも先生、もう必ず毎年出るようになってきましたね」

杉本「恒例の」

先生「前は7年くらい空けてたのにね」

皆川「そう、ブランクがあったのに、味を占めちゃって先生。味を占めちゃったって先生に失礼だけど」

先生「どんどんじゃあ短いスパンにして」

皆川「そうですね」

先生「出れると嬉しいな」

杉本「春夏秋冬とかいきましょう」

先生「ふふふふ」

皆川「そっか、じゃあこれ春にくくられるから次は夏ですね。よろしくお願いします」

先生「はい、よろしくお願いします」

皆川「ということで、先生のシングル*1がついに発売になりました」

杉本「なりましたねえ、今流れてるやつですね」

先生「嬉しい」

皆川「ジャケットのイラストかわいかったですねえ」

先生「ね」

皆川「ちびキャラが、私大好きなんですあの絵」

杉本「ちびキャラほんとかわいい」

皆川「そしてですね、許斐先生がバレンタインチョコレート獲得ランキング2017のトップ50キャラクターを描きおろして」

杉本「ほほほほ」

皆川「これがですね、全50種カラー仕様の缶バッジを購入できる、購入申し込み券が封入されているそうです」

先生「はい、そうなんです」

杉本「また描きおろしていらっしゃる」

先生「まだ描いてないんですけどね」

皆川「50描きおろすってことですか」

先生「50」

杉本「すごい」

皆川「先生は本当に前人未到のことをしますよね」

先生「あのとき、前は200描きおろしたんだけど」

皆川「私あのバッジ買いました、集英社の通販サイトで」

先生「たぶんね、200は誰もやったことないだろうなって思って。100とかだったら」

皆川「いるかなあ」

先生「できそうな感じがしたんで」

皆川「100もいないとは思いますけど」

先生「200やったら誰もいないだろうって、だから50だったらちょろいんじゃないかな」

皆川「うーんでも50もいないと思う、ちょろくはない。先生はそれ自分で考え付いてやるからすごいですよね」

杉本「うん」

先生「なんか、つらいほう、つらいほう行くんだよね」

皆川「先生マゾだな絶対」

杉本「ドM、ドMですね」

先生「がんばります」

皆川「お体だけは気を付けてがんばってください」

先生「ありがとうございます」

皆川「ではでは今夜も」

全員「ワイと勝負や!」

 

ジングル1

先生「俺はアンタを倒して全国へ行く!」

皆川「あっ、この台詞先生が言ってくれるの超レア!」

先生「いやあ、リョーマは難しい」

皆川「生み出した人が言ってくれるの超レア!」

杉本「超レアっていうかなかなかないことですよね」

皆川「なんかすげえ感動しちゃった今、はあー、すげえ」

先生「リョーマは真似できないね」

皆川「いやいやいやそんなことないですよ、みんな真似するんですけど似てないんですよ」

杉本「似てる、のかもしれないよ」

先生「似てないもんね、確かにね」

皆川「青学の兄さんたちはみんな真似するけどダメですね、認めてないです」

先生「ふふふ」

皆川「先生のは全然いい」

先生「できないできない」

杉本「描いているときに、こういう感じで読むんじゃないかな、とか、頭に鳴ってたりします?」

先生「あ、それはもう、声優さんの声で、あの、変換しながら文字を描いてるから」

皆川「あー!嬉しい!」

先生「こういうふうに言うだろうなっていう」

杉本「なるほどなるほど」

皆川「えーそうなんだ」

杉本「じゃあ、今まだ声がついてない役って、今たくさん出てるじゃないですか」

先生「うん」

杉本「ああいうのは、けっこう頭の中で」

先生「あ、イメージがある、なんとなく」

皆川「あるんだ、やっぱり」

 

普通のお便りコーナー

【比嘉が好きなので紫色のものを集めてしまうのですが、みなさんは見かけたらついつい買ってしまうものなどありますか】

皆川「これはありますよ、これ、本当に私、青が増え続けてます」

先生「なるほど」

皆川「樽ちゃんも、比嘉のキャプテンも、つい紫買っちゃいますって言って」

杉本「少ないからね」

皆川「そう、で、やっぱり、他の現場で樽ちゃんと会っても紫してるんですよね、なんか。なんかどっかで身に付けてるから、本当に私生活でも紫が多くなってるんだろうなって。ゆうちゃんはもちろん、ねえ」

杉本「私は、ヒョウ柄がね」

先生「ヒョウ柄が増えて」

杉本「もちろんドンドンドドドン増えてるんですけど」

皆川「うまいこと絡ませてきた」

杉本「増えてるんだけど、普段の私はヒョウ柄を身に着けないんですよ。大阪のオバチャンだけど」

先生「大阪の」

杉本「身に着けないんですよ。だから本当に眠ってるよね、たくさん。プレゼントしたいくらいですよ」

皆川「かわいいヒョウ柄見るとこれゆうちゃんにプレゼントしようかなって思うもん」

杉本「前にテニフェスの楽屋で女子にプレゼントをくれたんですね、純ちゃんが。で、学校カラーのスリッパをくれたんですよ、青とかね。で、ゆうちゃんはこれねって言って、ヒョウ柄なんですよ」

先生「金ちゃんはね、どんなんやっても中にヒョウ柄を着るようにしてるから」

皆川「うん」

先生「みんなユニフォーム着てるのに、やっぱりヒョウ柄は外さない。リストバンドも、U-17代表のみんなしてても、金ちゃんはやっぱりヒョウ柄

杉本「じゃあ今後も増え続けないとね」

先生「そこは譲れないところだからね」

皆川「私もなんか、ヒョウ柄かわいいなって思っても、あっこれ金ちゃんのだから、って遠慮しちゃうもん。金ちゃんのだから私が着けちゃいけないって」

杉本「私もなんか、トリコロール外さなきゃいけないって」

 

【声優のみなさんが先生とお会いしたときに驚いたエピソードはありますか】

先生「ないでしょ」

皆川「いや……」

先生「舞台上でしか」

皆川「もう、なんだろう、いっぱいありすぎて今忘れてるっていうか。たぶん私はもうすごい慣れちゃったっていうか」

先生「特に青学はもうみんな慣れて」

皆川「そうですね。でも一番好きだったのは先生のポップアップですけどね」

杉本「あーわかる、ポップアップね」

皆川「ポップアップの登場が、漫画家さんが、ポップアップから登場したっていうのが印象深くて」

先生「でも、あれをやりたいからやらせてくれって別に言ったわけじゃなくて、周りのスタッフさんが、どうしても先生を跳ばせたいとか、毎回そういうふうに何かしらやらせたがってくる」

皆川「先生が希望してやってるんじゃないんですか」

先生「違う違う違う、毎回違うよ。ゴンドラに今回は乗せたいとか。もうこっちはなすがままに」

皆川「でもそれに対応できるってすごくないですか。ポップアップって難しいですよ」

先生「最初はすごく難しくて、全然高く跳べなかったから、練習して。で、スクワットやって、跳ぶタイミングとかを。プロだから、やっぱり」

皆川「昔は漫画家さんなのにすごいって思ってたけど、今は、ハッピーメディアクリエイターだからそうだよなって」

 

曲:「一人テニプリパラダイス」

 

ラジプリファンレターボックス

先生「こんばんは、許斐剛です。このコーナーでは、あなたのファンレターに答えていきます。ラジプリのメールボックスに、引き続き、テニプリへの熱い熱い思いが届いています。今週も、その熱量をきっちり受け止めますよ」

【これまでの新テニの試合で面白かったのは?」

先生「そうですね、あのー、全部面白いんですけど、強いて言うなら、ブン太と木手が組んで高校生と試合をした、キミ様と遠野と試合をしたときに、あのー、交渉で、どっちが、誰が敵なのかわからないっていう、その化かし合いみたいな展開を、ありえない、3対1で戦うみたいな演出をした回が、描いていてすごく面白かったというか、楽しかったと思います。ラジプリファンレターボックス、来週もあなたの思いを受け止めます、お楽しみに」

 

ジングル2

先生「スーパーウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐!」

皆川「先生がそんな声出したの初めて聞いたかも」

杉本「ワイ遠山金太郎の名台詞を許斐先生に言ってもらいました、これ書かれたときって、一気読みのイメージだったんですか」

先生「そうそう」

  

テニプリドリームマッチ

遠山「こんばんは、遠山金太郎ですー、ラジプリでしか聞けない夢の対決をお届けするテニプリドリームマッチ!今日はこの二人が戦いますー!この二人はわりと戦いがち!許斐剛先生VSコシマエリョーマ!」

越前「えちぜん、だから。先生、また来てくれたんすね」

先生「ラジプリ、くせになってきたよ」

越前「いつか乾汁やペナル茶を飲むことになりますよ」

遠山「ホンマやで先生気ぃつけや!」

ラジプリブラックジャック

ある年のテニプリバレンタインランキングでブラックジャック

皆川「いつのだろう」

先生「これ、なんか初期の気がする」

杉本「確かに。四天宝寺とか比嘉とかが入ってないよ」

皆川「ほんとだ、氷帝、青学、立海

先生「だけど、テニプリのラジオのスタッフだから、これひっかけの気がする」

杉本「かもしれないね」

皆川「年数当てる。2010年」

先生「2012年」

杉本「はいこれは2006年のランキングでしたーひっかけじゃなかったー」

先生「もう、ひねくれちゃって」

★先生「菊丸英二」→7位

★皆川「忍足侑士」→4位

★先生「真田弦一郎」→5位(先生「人気だ(笑)」皆川「意外みたいに言わないでください!」

★皆川「日吉若」→20位でドボン

先生「宍戸2位なんだ、すごい、全然読めなかった」

皆川「1位が跡部

杉本「2位が宍戸さん、3位が許斐先生ですよ」

先生「へえー」

皆川「4位忍足、5位真田、6位手塚、7位菊丸、8位樺地、9位不二、10位リョーマ

先生「氷帝氷帝すごい」

杉本「うん、強い」

皆川「チャッピー!」

杉本「ドボンにDo it!!だ」

先生「声優さん悪くないのに」

負けた皆川さんは2006年発売の「PROGRESS」*2にサインを入れてプレゼント。応募は「Do it!!係」

 

リクエスト曲:「負けないで泣かないで」*3

 

エンディング

皆川「先生、さっきの罰ゲームの景品、リョーマのPROGRESSってミニアルバムみたいな感じなんですけど」

先生「『GO』入ってるやつね」

皆川「はい、先生とデュエットさせていただいた『GO』が入っているんですけど」

先生「一番最初に歌ったやつだから」

皆川「先生歌ったの初めて」

先生「すっごい思い出がある、これ」

皆川「そっかー」

先生「そうそうそう、電話かかってきて、先生一緒にデュエットしませんかって、携帯にかかってきて、もう二つ返事で、いいよって言って。ちょうど、海でジョギングしてるときで、その話きて」

皆川「私が忘れられないのは、私が歌詞を書くんだったんですよ、曲を聞いて、パソコンに向かっても全然書けなくて、どうしようどうしようどうしようってなって、これダメだ無理だって、ぎりぎりレコーディング直前に、無理かもーって言ったら、松井さんが先生にお願いしてくれて、先生ぎりぎりで書いたんですよね」

先生「でも、あのー、それが、たぶんね、曲が書けなくなったの、俺に原因があるんだよ」

皆川「え?」

先生「普通の歌詞じゃなくて」

皆川「あっ、そうだ」

先生「字余りの歌詞にして、って、俺がちょっとお願いしちゃったんだよ」

皆川「そうだそうだ」

先生「普通に節入れたくないから、けっこう字余りで多めに入れて、やってって言ったら、なんかすごい悩んでて」

皆川「そうだそうだ」

先生「ごめんね」

皆川「私って音符通りに歌詞を入れるタイプなんですよ、詞作るとき。だから、そっか、新しい挑戦だって頑張ってみたんですけど」

先生「やっぱりそうだ」

皆川「どうにもできなかったんだ」

先生「十何年目にして」

皆川「明かされる真実」

杉本「よかったね、負けてよかったね」

皆川「じゃあ、負けたけど私と先生のサイン」

先生「入れよっか」

杉本「わー!すばらしい!」

皆川「先生すみません」

杉本「なに、なにこれ、応募するわ」

越前「今回の放送で満足していいの?」

全員「まだまだだね」

遠山「来週はワイが先生と戦うでー!よろしゅうよろしゅう!」

*1:

ハッピーサマーバレンタイン

ハッピーサマーバレンタイン

 

 

*2:

PROGRESS

PROGRESS

 

 

*3:

BIG WAVE

BIG WAVE

 

 

2017年6月11日(日)新テニスの王子様オン・ザ・レイディオ

許斐先生のオタクによる書き起こしメモです。

6月前半パーソナリティ:新垣樽助さん(木手永四郎役)・遠藤大地さん(鬼十次郎役)

マンスリーゲスト:許斐先生

 

オープニング

先生「はい、こんばんは、許斐剛です」

遠藤「いやあ豪華ですよ本当に」

新垣「原作者自ら出演するラジオ」

先生「ありがとうございます」

 

ジングル1

先生「これ以上のオイタはやめなさいよ」

先生「ちょっとなんか発音違った?」

新垣「いやいやいや、あのー、なんですかね、ちゃんとしてました。このジングル始まる前に、ちょっと教えたほうがいいかなって思ったんですけど、すぐ、ぱって始まっちゃったから、CM明けちゃったから、何も教えないままで言ってもらったんですけど」

先生「俺ね、樽くんが言うだろうなーって思いながら、こういうかんじ、っていつも思って。漫画描いてるときもそうんなんだ、樽くんがこういうふうに言ってるだろうなって思いながら台詞書いてるから」

新垣「うわーうれしい、ほんと鳥肌たった今。鳥肌、鳥肌たった」

先生「よかった合ってて」

新垣「いやもう、バッチリです」

先生「あ、よかった」

新垣「『これ以上のオイタはやめ↑なさいよ』って言ってくれたから、おおすげえって思って」

先生「木手訛り?っていうか」

新垣「木手訛り、そうですかね、木手訛りって感じですね。この、なんていうのかな、訛りまじりの敬語みたいな」

 

普通のお便りコーナー

【みなさんが思うテニプリの名シーンは?】

遠藤「ありすぎるからねえ」

新垣「ありすぎる、だって僕らはさあ、自分のキャラクターのシーンに思い入れが強すぎて、やっぱり贔屓しちゃう。やっぱり、ね」

遠藤「だから、ある意味客観的に完全に読むっていうと、それはそれで新鮮かもしれないですね」

新垣「そうだねえ」

先生「難しいねえ」

新垣「先生は実際に物語を作ってるわけだから」

先生「どのシーンも思い入れはあるけど」

遠藤「いっぱい浮かんできちゃいますもんね」

先生「ここ!っていう、ギャグ?」

新垣「ギャグ」

先生「ここ好き、っていうのは、あのー、小春と、四天宝寺戦で、小春・一氏ペアと、桃城・海堂がやったときに、あのー、海堂の、あのー、ことをすごく詳しくて、小春が。で、靴のメーカーまで答えて。で、『ストーカーかよ!』って突っ込むところを『スニーカーかよ!』っていうところが」*1 

新垣・遠藤「(笑)」

先生「すごく好き。自分で描いてて、これうまくできたなって」

 

【学生時代にファンクラブがあったという噂は本当?】

遠藤「ファンクラブ!?ファンクラブが、あったんですね?」

先生「はい。あのー、テニスをやってたので。テニスの部活に入ってたので、あのー、なんか、ありましたね」

新垣・遠藤「ええー!」

先生「他の学校、私、七中だったんだけど、なんか一中とか二中とか、四中とか、六中とか、他の学校が、けっこう作ってくださってたみたいで」

遠藤「じゃあ中学生の頃ですか」

先生「試合をやると、なんか100人くらい集まってくるんですよ」

遠藤「100人!」

先生「で、そこで試合をやるんですけど、やっぱり、あの、いっぱい見てるから、で、中学生の時だったんで、あのー、なんか、ちょっと照れちゃったりして」

新垣・遠藤「あー」

先生「なんかいっぱい女の子が見てるから。で、スマッシュ空振りとかしちゃって」

新垣・遠藤「あー!」

先生「そしたらなんかもうみんな、こう、キャーってなってるし、なんかすごく変なプレッシャーがかかってて」

新垣「そりゃプレッシャーになりますよね」

先生「でも、なんかその頃は、ちょっとすましてましたけどね」

新垣「リアルテニスの王子様じゃないですか」

遠藤「ね、本当そうですよね」

新垣「そんなに……」

遠藤「すげえな……」

(中略)

遠藤「高校生の頃になると、ちょっとませてきて、ちょっと女の子誘ったりとかそういうのはありましたけど」

新垣「でも多感な時期だから、そういう、緊張とか、逆に照れたりとか、なんか、いや全然気にしてないよーって思えば思うほど、こう、プレッシャーを感じたりとか」

遠藤「女の子来て嬉しい、より緊張のほうがきちゃいそうですね」

新垣「緊張のほうが、まだ、勝っちゃいそうな年頃ですよね」

先生「なんか、当時は、あのー、なんか硬派ぶってたんで。だから、女の子が来たからってそんな、喜ばないぞっていうのが、なんかすごくあって。すまして、なんか、試合に、挑んでたりとかして。でもなんかちょっと、目の端で、こう、気にしてたりとかしたんですけど」

遠藤「そういう時期ですよね、中学生くらいってね」

 

【先生が受けたサプライズは?】

先生「サプライズをするのは好きなんですけど、されるのはすごく苦手なんです。すべて把握していろいろ動かしたいってのがあるので、なんか自分の知らないところで動いてて、急に来たりすると、なんか、戸惑っちゃうというか、あれっ?っていうので、どうリアクションしようか考えてなかったりするんですよね。台本にないぞこれって」

遠藤「僕らはテニフェスとか出てるときに先生のサプライズをね」

新垣「もうあの昨年のね、テニフェスでも」

先生「そう、みんながびっくりしてる顔がすごく楽しくて」

新垣「ほんとにね」

遠藤「ほんとにびっくりしますからね」

新垣「みんな真顔になってるっていうね、ステージに上がっているのを忘れてるっていう」

先生「誰一人として言ってなかったから」

遠藤「だってテニフェスって、けっこうな期間稽古して、この段取りでやっていきましょうっていって、唯一台本にないことじゃないですか、そりゃ真顔にもなりますよ」

新垣「僕は、許斐先生ご本人が登場されたってことがお客さんへのサプライズですから、もう自分の中ではサプラーイズやってるほうだったんですよね」

遠藤「確かに」

新垣「やってるほうのつもりだったのに」

先生「騙されてた」

新垣「逆に仕掛けられてた。あれは真顔になるって」

遠藤「前々回もそうでしたもん、サプライズありましたもんね、相葉くんだけがなぜか知っていて」

先生「まあ、(サプライズは)毎回あると思っといて」

遠藤「仕掛けたいですね、こっちもね」

新垣「いつか先生にやり返したい」

先生「前にファンタスティックバザールっていうイベントを、あのー、やったときがあって。その時にサプライズで直純さんがいらっしゃって。で、そんときに花束持って現れて。直純さんに、そこまで当時は喋ったことがなくて、なんか、キョトーンと、で、このあと二人でトークをって言われた時に、もうなんか、どうしたらいいのかなって」(※2012年7月のイベントで、許斐先生のバースデーサプライズとして高橋直純さんが登場しました)

新垣「あー、なりますね」

先生「たぶん、ビデオが残ってたら、真顔になってたんだろうなって」

遠藤「見たいなあ」

先生「残ってなくてよかったなって」

新垣「これからも許斐先生のサプライズをドキドキしながら楽しみに待っていましょう」

先生「こっちにはかけないでね」

 

曲:ハッピーサマーバレンタイン*2

 

ラジプリファンレターボックス

先生「こんばんは、許斐剛です。このコーナーでは、あなたのファンレターに答えていきます。熱い思いがたくさん届いているようなので、がっちり受け止めたいと思います」

【仕事中眠くてたまらなくなることはありますか?眠気解消法は?】

先生「はい。えー、ごはんを食べないようにしています。原稿を描いてて、やっぱり血糖値が上がってしまうので、食べると眠くなってしまうので、食べないで仕事をするってのが特に終盤になってくるとあるので、原稿を描くとちょっと痩せます。で、終わったあとに食べて、また太ります。不健康ですね。あんまり参考にしないようにしてください。ラジプリファンレターボックス、来週もあなたの思いを受け止めます、お楽しみに」

 

ジングル2

先生「男が泣いていいのは悲願が成就したときだけだ」

新垣「先週よりもさらに寄せてきてます」

遠藤「すごいっすね、先生が、けっこうウオーッって言うのは」

新垣「普通に喋ってる声しか普通は聞けないもんね」

先生「そんな声で登場しても変だしね」

遠藤「こ"の"み"た"け"し"です(笑)」

新垣「何キャラですか先生ってなっちゃいますね」

遠藤「風邪ですかってなっちゃいますもんね」

 

テニプリドリームマッチ:先生に沖縄武術は通用するのか?許斐剛VS木手永四郎

木手「ちなみに許斐先生はゴーヤーは好きですか」

先生「大好きですよ」(木手訛りを意識)

木手「おっ……沖縄の方言うまいですね」

【テーブルテニスの王子様オン・ザ・レイディオ

テーブルの上に立てられてた10本のマジックを、卓球のラケットとボールを使って何本倒せるかを競う。

遠藤「テニプリだって缶倒しから始まるわけですよ」

新垣「木手永四郎はあれですからね、田仁志くんにビッグバンを教えた選手ですからね。ビッグバン、これ消し飛ぶぜ。『無駄だよ、消し飛ぶんだ』」

遠藤「先生のぶんのマジックも」

新垣「なくなっちゃうよ」

遠藤「そしたら買いに行きますよ」

新垣「消し飛べ!ビッグバン!」(7本倒れる)

先生「おらぁっ」(6本倒れる)

負けたほうは『新テニスの王子様20巻』にサインを入れてプレゼント。

遠藤「欲しい人はなに係に送ってもらいますか先生」

先生「んー、ビリビリ、ケーキ」

新垣「先週の」

遠藤「あったらいいなの」

先生「あったらいいな係にしよう、ビリビリケーキあったらいいな係」

 

リクエスト曲:「ミンナココニイタ*3

 

エンディング

先生「負けちゃったね、初めての敗戦みたいな」

新垣「みたいですね」

先生「ずっと勝ち続けてたから。樽くんすごい」

新垣「リスナーのみなさんに先生のサインをお届けするという使命がありましたから」

先生「消し飛べ!って」

新垣「消し飛べ!って」

木手「来週も聞かないとやっぱり」

全員「ゴーヤー食わすよ」

*1:

テニスの王子様 37 お笑いテニスの恐怖 (ジャンプコミックス)

テニスの王子様 37 お笑いテニスの恐怖 (ジャンプコミックス)

 

 

*2:

ハッピーサマーバレンタイン

ハッピーサマーバレンタイン

 

*3:

 

2017年6月4日(日)新テニスの王子様オン・ザ・レイディオ

許斐先生のオタクによる書き起こしメモです。

6月前半パーソナリティ:新垣樽助さん(木手永四郎役)・遠藤大地さん(鬼十次郎役)

マンスリーゲスト:許斐先生

 

オープニング

先生「はいこんばんは、許斐剛です」拍手

新垣「先生はマンスリーパーソナリティ―をやったことも」(※2016年6月)

先生「うん、声優さんはすごいなってあらためて実感したから、今日はのんびり、ゲストで」

 

ジングル1

先生「ゴーヤー食わすよ」(木手永四郎のものまね)

新垣「おっほ……」

遠藤「おおー……」

新垣「ありがとうございます、ありがとうございます、いま木手永四郎の台詞を、なんと、許斐先生に言っていただきました。いやーなんか照れる」

先生「これゴーヤー好きだったらどうするんだろうね、相手。いただきます!みたいな?」

新垣「いや俺が言いたかったのそれじゃねえ!ってなりますね」

 

SQ7月号の話*1

新垣「読みました」

先生「(木手が)出てたねえ」

新垣「ありがとうございます、ひさしぶりに戦ったと思って、やったあって。でも、スイスの強いこと」

先生「それは世界ナンバーツーだから、それが弱かったらね、世界大したことないってなっちゃうから」

新垣「びっくりした、あと銀さんのチームもびっくりした」

先生「アレができないと世界のパワー、レベルには通用しない。バルク!ってね、銀さんも早くあれができるようにならないとね」

 

普通のお便り

【ハッピーサマーバレンタインの聞きどころは?】

先生「そうですね、あの、すべてなんですけど。細部まですごくこだわって作ったので、フルで聞いていただければ、より、あの、気持ちが、こう、たかぶってくると思います」

新垣「ハッピーサマーバレンタインを作ろうと思った根底の思いを感じながら聞けば、歌詞の意味がより感じてくると思うんですけど」

先生「フォローしてくれてる(笑)」

新垣「(笑)何かあるんですか、根底の思いってのは」

先生「毎年バレンタインをすごく、キャラクターにチョコレートを送ってくれるのでテニプリは。その感謝をずっとしたいなって思ってて、で、キャラクターと一緒に何か、あのー、番組みたいなことができて、そこで感謝を伝えることができたらっていうのは思ってて。で、その番組を作るってことになって、じゃあテーマソングが必要だって」

新垣「あー」

遠藤「なるほど」

先生「ということで、ハッピーサマーバレンタインっていうものを作ろう、で、その日を、8月14日を、そういう日に制定しようと思って」

新垣「国民の休日だ!」

先生「男の子も女の子もどっちも告白して、それが成就する日、と」

新垣「いいですね」

先生「告白するだけじゃなくて、ちゃんと成就する日として制定しようかなと思って作ったので、その思いとか、いろいろ、キャラクターの声とかも、思いが歌詞に入ってたりするので」

遠藤「じゃあ元から、けっこう前からあったんですね、そういう考えというか」

先生「そうですね」

【誕生日の思い出の話】

先生「2年前にサプライズで声優さんたちが集まってくれて、誰がくるかわかんない感じでどんどんみんな集まってきてくれて、それで誕生日を祝ってくれたってのはありました」

 

曲:「一人テニプリ✮パラダイス」*2

 

ラジプリファンレターボックス(BGM:「テニプリっていいな」)*3 

先生「こんばんは、許斐剛です。このコーナーではあなたのファンレターに答えていきます。熱い思いがたくさん届いているので、がっちり受け止めたいと思います」

【先生の一番お気に入りの高校生は誰ですか】

先生「えー、平等院です。平等院をなぜ好きかというと、やっぱり最初にリョーマの敵として描いていたので、すごく、あの、悪役って言うふうに描きながら、本当はすごい良い人なんだよって思いながら描いているのが、すごく、なんか心苦しかった覚えがすごくあって。で、今、それを解消する、良い兄貴として描いてるので、まあ、すごく思い入れがあるキャラです。ラジプリファンレターボックス、来週もあなたの思いを受け止めます、お楽しみに」

 

ジングル2

先生「這い上がってこい 桃城武!」 

遠藤「おっ……ほっほぉ……」

新垣「寄せてきた寄せてきた」

遠藤「鳥肌立ちますね」

 

ドリームマッチ

鬼「許斐先生、身長何センチですか」

先生「180センチだよ」(「だよ」の言い方が信じられないほどおかわいらしい)

鬼「俺の方が7センチ高いですね」

木手「鬼先輩、先生にケンカ売っちゃダメですよ」

テニプリ脳トレ:早押しのかわりに、鬼は「地獄は賑わってんだよ!」、先生は「ハッピーサマーバレンタイン」と叫ぶ】

新垣「氷帝にあって青学にない、乾貞治にあって柳蓮二にない、忍足侑士にあって日吉若にない」

先生「ハッピーサマーバレンタイン!眼鏡」

新垣「不正解、もういっこある。樺地にあって跡部にない」

先生「ハッピーサマーバレンタイン!動物が入ってるか入ってないか」正解

新垣「跡部景吾にあって真田弦一郎にない、忍足侑士にあって向日岳人にはない、菊丸英二にあって不二周助にはない、浦山しいたにあって越前リョーマにない、田仁志慧にあって知念寛にない、木手永四郎にあって平古場凛にない」

先生「これ答えちゃったら面白くなくなっちゃう」

新垣「わかっちゃった?」

先生「わかっちゃった」

遠藤「(ヒントを出してもらったうえで)アルファベット」正解

新垣「桃城武にあって海堂薫にない、乾貞治にあって柳蓮二にない、オジイにあって竜崎スミレにない、鬼十次郎にあって平等院鳳凰にはない、まかせときなってなモンキーにあってぬんどりゃーバーニングにはない」

先生「ハッピーサマーバレンタイン!桃太郎に出てくる」正解、負けた方はビリビリペン。

遠藤「先生だからって手抜かないぞって思ったけど」

新垣「先生に手抜いてもらって3問目いったからね(笑)」

 

リクエスト楽曲:「テニプリ✮パラダイス」*4 

  

エンディング

新垣「許斐先生ありがとうございました」

先生「ありがとうございました」

新垣「久々のラジプリでしたけども、いかがでしたか」

先生「うん、なんかほのぼので、すごくアットホームな感じで楽しかった」

新垣「よかったー」

遠藤「よかったです」

・・・

木手「来週も聞かないと」

全員「ゴーヤー食わすよ」

鬼「許斐先生と対決することになるとは夢にも思わなかったぜ」

 

*1:

*2:

ハッピーサマーバレンタイン

ハッピーサマーバレンタイン

 

 

*3:

テニプリっていいな|Smile

テニプリっていいな|Smile

 

*4:

 

テニプリ☆パラダイス

テニプリ☆パラダイス

 

氷帝は眠らない(宍戸亮の回)

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 アニメイト横浜でのイベントに参加してきました。

 イベントタイトルは「氷帝は眠らない」。KONAMIから発売されたカードのブースターパック名です。最近まで肺炎にかかっていて、さらに先日倉庫で高いところから落ちて肋骨にヒビが入っていた松井Pいわく「なんか好きで、いつか使いたかったから、今回コナミさんから拝借した」とのこと。2015年の秋から、忍足、日吉、宍戸と氷帝のアルバム作成が続いたにも関わらずリリースイベントを開けなかったことが気になっていて、今回の開催に至ったそうです。

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宍戸亮2ndアルバムの話題

●「HPG-オレたちの冒険-」

 中1として歌うか、回想として中3の声で歌うかとても悩み、最終的に中1として演じたが、反応が心配だった。でも好評だったので、楠田さんいわく「またこの3人で何か歌いたい」。

 間奏に入っている恐竜の鳴き声をあてたのはうえださん。収録のときに「恐竜どうするの?俺やろうか?」と言ってくれたそう。うえださんのあまりの恐竜っぷりにスタジオの皆がスタンディングオベーションだったとのこと。

 

●「Revolution」

 楠田さんが作詞・作曲を担当している曲。サビの「這い上がれよ 振り返るな」のメロディーは、許斐先生のツイートにヒントを得て、シ、シ、ド、ラ、シ、ドの音になっている。

 

●「此処にいる」

 当初は予定になかった曲だったけれど、気付いたら、アルバムタイトル「I'll be right here」と同じ題になっていた。UZAさんは尾崎紀世彦をイメージしていたとのこと。

 

●「Bring it on!」

 これまでの宍戸と鳳のデュエットにはなかったタイプの格好良い曲。だけど歌うのが難しく、浪川さんは「いや~難しいっすよ」と言いながらスタジオに入ってきたらしい。

 

テニフェスの話題

 DVD・BDの発売に先行して、テニプリフェスタ2016での「愛してるぜ!」の映像を見せてもらいました。サビのコールを客席もするのですが、皆記憶が曖昧なので歌詞に自信がなく、画面にしっかりと歌詞が映る「My Love」のところだけやたらと声が大きい。松井さんに「お前たち宍戸のオタクなのに歌詞をきちんと覚えていないんだな」というような笑い方をされたのが悔しかったので、帰りの電車で歌詞全部覚えました。

 1/800のランキングは「投票するときの気分や、テニフェスで歌ってほしい!という気持ちが加わっての結果であって、それが全てだとは思っていない」と楠田さん。楠田さんは、武道館で絶対に歌いたいという思いから、毎日「愛してるぜ!」に投票していた。

 

許斐先生の話題

●「キミが待つ家まであと6分」の歌詞が送られてきたとき、UZAさんら数人の作曲家が誰ひとりとしてその歌詞からメロディーを想像することができなかった。当時は先生がここまで作詞作曲に積極的になるとは思っておらず、「先生に送り返すわけにもいかないし……」と困惑。最終的に、一人が「あ、俺なんかちょっとわかってきたかも」と言い、メロディーがついた。
●「テニプリ✮パラダイス」等で歌詞を“詰め込む”という新しい歌の作り方を生み出した許斐先生。UZAさん「許斐先生はロケンロール」。

★先生の作った楽曲について、例によって歌詞から音が想像できないため、先生の頭の中にあるメロディーをきこうと松井Pが電話。すると、先生は電話口でその曲をフルコーラスで歌った。ワンフレーズとかではなく、フルコーラス歌った。録音する間もなかったのに、歌った。とりあえずその場は電話を切り、後日アレンジャーさんが連絡しなおしてメロディーを確認した。

 

アンケートの話題

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 開演前に待機列で配られたアンケートです。2017年3月18日のイベントです。平成29年です。このデータが送られてきたとき、松井さんは「手抜きなのか本気なのか」と困惑したそうです。

 アンケートの中に「宍戸さんに質問orリクエスト」という欄がありますが、これへのコメントで「(宍戸は)氷帝メンバーとでかけるならどこへ行きますか?」というものがあったとのこと。それに対し、楠田さんは「知らないよ!おれ宍戸じゃないもん!」。この設問は、楠田さんが答えるためではなく、今後新しいキャラクターソングをつくるときの参考にするためのものだったそうです。

 また、「夢の中に宍戸さんが登場!何て言われたい?」という設問に「誕生日なので祝ってほしい」との文があったため、「誕生日おめでとよ!」と言っていました。「どらぁ!起きろ!」も言ってくれました。

 

生歌

 冒頭に「愛してるぜ!」、イベントの最後にはUZAさんのアコースティックギター演奏での「此処にいる」「恋の激ダサ絶頂!」が歌われました。「恋の激ダサ絶頂!」の「こんなに汚れた~」の部分は語りになり、なぜか最後に「長太郎~!」の叫びが。この叫びはUZAさん発案だそうです。

 

その他の話題

 プレゼントタイムでは、歌詞カードにサインを入れるため客席からペンを借りる流れになりました。黒のサインペンが差し出されるも「水色がいい」と言ってなかなか受け取らない楠田さん。そんななか颯爽と氷帝カラーのコピックを出す猛者。すごいよね、コピック持ち歩いてるの。これからは私も常に水色のペンを持ち歩こうと思いました。