怪文書

オタクに幸あれ

綿狂いのあなたへ ぬい“ひとり”旅

 旅に出たい。

 そんな衝動に駆られることはないだろうか。

 でも、いつも駅構内に溢れていた美しい電車旅の風景写真がどこかへ消え去り、片っ端からチケットレス乗車を促すポスターに替わってしまった。テレビを見ていても好きな作品のBGMが使われたときしかわくわくしないし、毎週のように通っていた都内のラーメン屋にも行けない。

 だから、ぬいを旅に出そう。

 

 そう思い立ち、先月エコツアーふくみみさんのぬいぐるみエコツアーを利用し、ぬいを石垣島へ送った。ぬいの“ひとり”旅だ。

 

出発まで

 やさしい日本語ニュースに「沖縄県の石垣島 子どもの代わりにぬいぐるみが旅行をする」の題で取り上げられていたので成人が送っても良いのか、架空の子どもをねつ造するべきかと思ったが、問い合わせると何の問題もなく快諾いただけた。今すぐ送っていいよ!といわんばかりの返信があったので慌てて準備をすることに。

 当然ながらぬいの一人旅は初めてである。心配だ。雷が鳴ったらどうするんだ(天宮奏くんは雷が苦手)。しかし大人数でもご迷惑になるだろう。だがDearDreamは5人ユニットなので、2人だけ選んで旅立たせるなど私にはできない。

 それを友人に相談すると一緒に参加したいと言ってくれたので、奏くんは純哉くん(友人の推し)と二人で石垣島ロケをすることになった。純哉くんはしっかりしてるから一緒に行ってくれるなら安心だわあ、と子どもを旅へ送り出す親のような感情が本気で湧いた。

 

出発

 チャック付きポリ袋に入れ、道中のおやつと一緒に旅路へ。近所のローソン空港から、ゆうパックエアラインぬい029便で出発。 運賃は片道1000円ちょっと。大丈夫だとわかってはいても、大切な家族を手元から離すとなれば胸がざわざわするものである。

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出発の時点でさみしくてめそめそした

 

到着

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石垣島那覇より台北のが近い

 長距離移動だがゆうパックエアラインなら千葉から石垣島まで片道2日。行きも帰りも遅延なく完璧なスケジュールだった。物流に携わる人へ感謝。それでも2日間ずっとそわそわして何度も石垣島の天気予報を見ていた。

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石垣島のハイビスカス

 到着後には歓迎を受けている写真を送っていただいた。 本物のハイビスカス。今まで造花のレイしか見せてあげられなかったので、もうこの写真一枚でツアー代金6000円の価値があると思った。

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ハワイのハイビスカス

石垣島で過ごす日々

 梅雨明けを待ち3日間ほどかけて撮影(写真データの日付を確認)。海を満喫している様子もメールで送っていただいた。

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たぶん人魚姫と思われてる

 問い合わせの時点で、「海にドボンしても大丈夫」か、「少し濡れるくらいならOK」か、「水濡厳禁」かを選択できた。めったにない機会なのでダイブをお願いしたが、とても素敵な海中写真を撮っていただけたので大正解だったと思っている。 砂浜含めた地面や木には直接座ることになるので、気になる人は事前に相談したほうが良いかもしれない。

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ボートの色は偶然

 純哉くんとは基本的には別々の撮影だが、「一緒に写れそうなときは写してほしい」というリクエストをしたところ、旅程が同じだったこともありツーショットをたくさん撮っていただいた。追加料金はかからなかった。

  後にフェイスブックで「5体一気には難しかった」と書かれていたので、2人でぎりぎりだったかなと思う。

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えんがわになりたいとさえ

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木霊?

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たそがれ

 フォトブックの作成・完成後に石垣島を出発。出発前にも写真を送っていただいた。ちょっとたくましい顔になってる。私にはわかる。

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出発の連絡メールに添付されていた写真

帰宅

 家で待つのももどかしく朝9時にゆうゆう窓口空港まで迎えに行った。受け取ったあとは自家用車の中でガムテープをばりばり剥がして、その場でフォトブックを見て、あまりのことに絶叫し、なぜかよくわからないが嵐の「Love so sweet」を聴きながら帰宅した。こんな好きなぬいに出逢う季節二度とない。

 ぬいはフォトブックと島のお菓子、百数十枚もの写真データが入ったUSBメモリと一緒に帰ってきた。海のにおいが残っているかと思いうなじを吸ったが特にそんなことはなかった。足とおしりに少し砂がついていて、本当に海へ入ったんだと思うと胸がきゅんとする。家でもお風呂に入れたが、細かい砂はまだ落ちない。

 指定された口座へツアー代金6000円+交通費を振り込み旅行は終了。個人差もあると思うが、私の場合は6/7出発・6/28帰宅で3週間の旅程となった。

 

感想

 自分だったら絶対撮れない写真をたくさん撮ってもらい、送り出してよかったと大満足。たとえ同じ名前をもつぬいがこの世界に、我が家にどれだけいようとも、この子はたったひとりのうちのぬい。少し離れることでぬいへの愛はさらに増した。

 他の地域でもこういうサービスがあったら利用したいので、観光業のみなさまはご検討を。

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ツアー参加者:天宮奏・佐々木純哉(DearDream)/『ドリフェス!

 

 

ベストオブドリフェス!新語流行語2019

 このベストオブ『ドリフェス!』新語流行語2019は、2018年末~2019年11月頃までに新出または流行した『ドリフェス!』関連語のうち、最もサイコー超えてる語を選ぶ企画です。

 エントリーノミネート語の自由回答アンケートを実施し、トップ10語の決選投票をおこないました。なお、表記揺れ(!の有無など)については個人の判断で適当に統一しています。

 

 激動の2018年を経てやってきた「明日」であるところの2019年。

 ワガママに成長していく超設定資料集を見守った冬。世間の戸惑いを尻目に慣れた様子で即位を迎えた春の日。夏の終わりに出会ったかわいすぎて食べられないサブレ。新たな芽吹きに涙した秋。様々なことがありました。そんな2019年のベストオブドリフェス!新語流行語を紹介します。

 

 大賞:「神井草」

「上井草」の「上(かみ)」と「神(かみ)」を掛けた造語。

 東京都杉並区上井草(西武新宿線上井草駅)周辺の土地および店舗を指す。特に「てっぺん」さん、「AOYAGI」さん、「菓子屋カランドリエ」さんのこと。2019年9月に3度目のコラボが決まったことから、ドリフェス!内ホットワードとなった。

 一度は「区切り」を迎えた『ドリフェス!』。しかし、あたたかな濃厚スープを味わえる空間が以前と変わらず存在していたように、2019年もドリフェス!はあり、確かに息をしていた。そうして、また新たな展開が明日を彩っていくことになった。2019年のドリフェス!を象徴するにふさわしい一語であろう。

  なお、2019年の流行語としたが、この語は2018年に生まれていたことが観測されている。また、ファン発信の語ではあるが、「AOYAGI」さんがハッシュタグに使用するツイートも見られた。

<コメント>

・どこの店舗も優しい方たちで、感謝しかないです。幸せになって欲しい。これからも通います。

・コラボ関係なく通いたくなります。

・こんなあたたかいアニメコラボはオタク人生でも初!!全店舗料理が美味しい!そしてみんな優しい!胃も心もエールに包まれる神コラボレーションでした。

・色水溢れる世の中、ドリフェス!は専門店の美味しいラーメンやクッキー食すことが出来、祖母は健康に過ごすことが出来ています。いつもコラボ先の皆様が温かく迎えてくださるのも、大変有難く、け〜ご様の座った席で同じショコラを食べた時の感動は忘れません。(プリンスはラーメンを食べないよ、プリンセス)

・愛を具現化したら神井草って知りました。神井草は愛、愛は神井草。

 

みんなアツい!っ賞:「令和生まれ」

 2019年5月以降に『ドリフェス!』に触れた人間、および今後生まれるぬいぐるみクッションSたちのこと。その他、令和の世になってから新たに生じた『ドリフェス!』関連の何かしらを指す。

 新元号が発表された際は、令和の「R」は『ドリフェス!R』の「R」だと話題になった。また、サンライズフェスティバル2019風月でのアニメ上映、ぬいぐるみ再販プロジェクトの発足・実現、DearDream&KUROFUNEドリフェス!イリュージョンShow Time- DMM VR THEATER再演、コラボの実施決定など、時代が令和に移ってからも新たな展開がいくつも見られた。下記のコメントなどからも、ドリフェス!令和もアツい!と実感させられる重要な一語である。よってこの賞を贈りたい。

<コメント>

・新たに生まれた命を祝いたい気持ちで選びました!

・令和もドリフェスに溢れてる!感謝!感謝!圧倒的に感謝!

・令和になっても新たなドリフェス!が生まれる、令和に新しいぬいが生まれる……2018年の3月5日にこんな未来が待ってるなんて予想もつかなかった。生まれてくれてありがとうございます。

・平成を超えられるはずの無かったドリフェス!を新時代の令和へ連れて来れた私たちのエールと公式さんたちの愛が、たまらなく嬉しい。なのでやはり「令和生まれ」は特別胸に沁みる言葉です。

・武道館も終わり受注円盤の発送も終わったタイミングで何故か増えていくドリフェス!の謎を誰か解明してほしい。

・令和生まれのドリフェス!です。今更ながらでも、この素敵コンテンツに出会えて良かったし、今もコラボとか続いていて、公式もファンの皆さんもドリフェス!を愛しているんだなあと思って日々尊い気持ちです。これからもドリフェスの一員としてサイコー超え続けていきたいです!!!!!!!!

・令和でも、ドリフェス!、はじまります!!!!!!!

 

 

上位ノミネート8語 

そくい【即位】

 君主の位につくこと。*1

 風間圭吾が「貴方のためなら即位する」と言った際、「即位して」と反応することに慣れていたドリフェス!たち。日本中が約30年振りの即位に戸惑うなか、慌てることなく写真やイラストを準備したり、LINE スタンプ を送り合ったりしてその日を迎えていた様子が印象的であった。

 

げんかいセクシーてん【限界セクシー展】

 『SUPER VOICE STARS PHOTO EXHIBITION by LESLIE KEE』のこと。通称「限セク展」。

 2018年の流行語でもある「次元を超えた限界セクシー」*2から自然と呼んでいたが、実はこの名称はドリフェス!以外の声優ファンは使用していないことが明らかになり大きな動揺を生んだ。

 

 

ぬいにゅうきん【ぬい入金】

 宇宙一かわいいドリフェス!のぬいを予約購入すること。コンビニ前払いとクレジットカード決済が可能。

 2019年9月13日、突然の「ぬいぐるみクッションS」再販プロジェクト!発表に界隈は騒然となった。22,000円×1,315個。実質3,000万円のクラウドファンディング。予約数が1,315を超えると再販決定、超えなければ立ち消えという企画だったため、入金締切間近には各家庭の販促ぬい写真に「ぬい入金」等のメッセージを添えたツイートが拡散された。申込み数や入金数に胃を痛める2か月が続き、11月、7人のぬい再販と三神さんぬいの受注生産が決まった。

 

ぬいあそび【ぬい遊び】

 峯岸プロデューサーによる「ぬいのDearDream&KUROFUNEたちと遊ぶほのぼのレポート」のこと。 とてもかわいい。

 

しょじじょう【諸事情】

①さまざまな都合。もろもろの理由。あれこれの事情・理由のあることを婉曲に示す。*3

②『ドリフェス!サイコー超えてる!公式超設定資料集 side GAME』366・367ページで公開された「諸事情により実装できなかった衣装」のこと。通称「諸事情ドリカ」。監獄イベントの看守・囚人衣装や、鬼ぬい衣装などがある。

 

ぬのガチャ【布ガチャ】

 武道館ライブのBD特典である、衣装(「ライジングスター」シリーズ・「ライトニングボルト」シリーズ)の布を挟み込んだ布カードのこと。DearDreamのカードは見える部分が狭かったため、布に推しの色が入っているかどうかをくじ引き感覚で楽しんだことから、「布ガチャ」という名称がついた。

 「傍から見ても自分たちでも分からない新語を生み出せるのはドリフェスだけ!!」というコメントも寄せられたが、わけがわからなくとも「布ガチャ」としか呼びようのない謎の流行語である。

 

てんし【天使】

 アニメ『ドリフェス!』7話、黒石勇人が音楽室で歌っているシーンについて「撮影監督に『光の中で天使が歌っているみたいにしてください』とオーダー」したと村野監督が話したことから話題に。*4

 

やせいのドリフェス!【野生のドリフェス!

①世の中に生きる『ドリフェス!』ファン・ドリフェス!のこと。おもに現場以外の街中などで偶然出会ったドリフェス!を指す。声を掛ければパレードが生まれる。

②思いがけず店舗で発掘された『ドリフェス!』グッズのこと。

「野生のドリフェス!に出会えた時の感動はサイコー超えてる!!!!!!!」「来年こそは野生のドリフェス!に遭遇できますように……」などのコメントも寄せられた。

 個人的な話で恐縮だが、私はこれまで千葉県内で3回(東京ディズニーシー房総のむら、千葉駅)野生のドリフェス!に遭遇している。千葉には野生のドリフェス!が多いのかもしれない。

 

2019年その他の流行語

サイコー超えてる!公式超設定資料集/成長しました!/4.8kg/赤子/2000分超えてる/2130/2032/〜っ!/即位箸マドラー/ちくわぶ/ちぎりパン/~を添えて/カランドリフェス/猫井草ひろし/KUROFUNE開国!!記念扇子/バナピィ/DMM/美味い芋/シュシュ完売/ほわハピなハイタッチ/第一ボンジュール/第二ボンソワール/#ドリフェスVR写真下手くそ選手権

ぬい再販/追いぬい/三神さんぬい/宇宙一かわいいドリフェスのぬい/ぬいは何体いても良し/ぬいをしまえ/1315/ドリフェス!R(令和)/イケるっしょ/まだまだイケるっしょ/元気なドリフェスドリフェス生きてる/#ドリフェス再放送ごっこ/即位には慣れている/即位パレード/ママエモ/祖母力が高い/フワフワルーム/フワフワ爆弾

 

 

編集後記

 ドリフェス!!!!!!!平成も令和もアツかったね!!!!!!!

 今年の新語流行語は、2019年のドリフェスたちにとって大きな存在だった設定資料集、上井草コラボ、DMM再演、ぬい関連が多くなりました。年の瀬迫る頃に突然湧き出た「フワフワ(爆弾)」も見逃せないところです。ほとんどがファン発信の語となったのは当然といえば当然だけれど、これを当然だと受け入れられてしまうのも不思議なものです。いろいろあったけどね、やっぱりドリフェス!はおもしろいなあ、好きだなあと思います。

 アンケートや投票にご協力くださった皆様、ありがとうございました。

 来年もドリフェス!たちが元気にドリフェス!できますように。

 

※この企画はファンによるものであり、公式とは一切関係ありません。

※誤字等のご指摘・ご意見はTwitterまたはこちらへ優しくお願いします。

愛の応酬とトンチキドリカの誕生について

 突飛。奇矯。前衛的。破天荒。トンチキ。

 ドリフェス!公式が繰り出してくる様々なカードに戸惑い喜ぶ私たちは、都度都度そんな言葉を思い浮かべてきた。そして、しばしば声に出してしまう、「正気か?」と。

 そこで今回、「これまでで最も『正気か!?』と心配になったドリカは何ですか。(※諸事情を含みます)」というアンケートを実施した。その結果をここにまとめる。

 

 

正気じゃない!7大ドリカ

 イラスト込みでの「ドリカ」単品を挙げる方と、「衣装(シリーズ)」を挙げる方がいたが、全体的に「衣装(シリーズ)」の回答が多かったため、シリーズ名がある場合はそれで表記を統一する。なお、超設定資料集からの引用は水色の文字で記載している。

セーラーゴシックシリーズ

 最も多くの意見が寄せられたのが、セーラーゴシックシリーズであった。

 ピアス、ベルト、鋲、編み上げブーツ等の「ゴシックパンク」要素は、普通のかわいい猫耳衣装では「パンチがないな~と思案した結果、思いつきで」加えたとのこと。ボトムスが思いがけず半ズボンになってまとまったことを「アンバランスで面白い」「倒錯的」とも語っている。

 萌えパーツとして意外性を狙うには世に溢れすぎている猫耳。ここに何かしらの要素を付け加えることは適当だったと言えるだろう。だが、だからといってセーラー襟・ゴスパン・半ズボンはどう考えても盛りすぎである。千弦やなな緒だけがこれを着るわけではない。これを着るの人間の多くは(法律上はそうであっても)少年と呼ぶにはやや育ちすぎた青年たちなのだ。

 さらに、トップスの圭吾の恥じらうような表情を見てほしい。この衣装が、“そういう”顔をさせるような服なのだと思わせる表情だ。よって、セーラーゴシックは、トップクラスの「正気か!?」ドリカと言えるだろう。

 余談だが、セーラーゴシックが一日署長イベントのポイントアップドリカだったのは、迷子の子猫ちゃんということなのだろうか。公式くん、そのへんどうなの?

 

チョコレートスチームメイドシリーズ

  セーラーゴシックシリーズの次に多く票が集まったのは、チョコレートスチームメイドシリーズだった。

  スチームパンクは「チョコレートに色が似てるじゃん!」という気付きから「バレンタインの時期にねじ込」んだとのこと。スタッフコメントには「ただのスチームパンクでは面白くない」ために給仕要素を付け加えたと書かれており、セーラーゴシックに続き、面白さを重視していることがわかる。

 アプリの配信時期の都合で詰め込んだのかもしれないが、スチームパンク・「メイド」・謎の設定など、これもまた要素盛りすぎ衣装だと言える。スチームパンクや、それがチョコレートを連想される色だとの言い分はよくわかる。そこになぜ「メイド」を加えてしまったのだろうか。

 「メイド」とは女性の使用人を表す語である。一般的なオタクコンテンツで男性アイドルが着る「メイド」衣装といえば、女装となることが多いのではないだろうか。だがドリフェス!は違った。ボトムスは半ズボンだ。女装ではない「メイド」なのだ。なぜ「メイド」なのか、バトラーズリリー*1との区別なのか、理由は想像しかできないが、衣装のビジュアルに加えて「メイド」という語のインパクトも、このドリカの「正気か!?」ポイントアップに加担しているはずだ。

 また、詳細が一切明かされなかった謎の設定も、私たちに関心を抱かせてやまない。

 

カジノバニーボーイカチューシャ

 上記の2衣装のように要素の盛り込みはなく、比較的順当な衣装である。 

 カジノバニーカチューシャはコーデバトル報酬として単品で発表されたアクセサリーだ。しかし、トリッキーディーラーシリーズ*2を着ていることから、ディーラー・バニーガールというカジノの接客スタッフの要素を組み合わせたと思われる。衣装そのものにさほど意外性はないと言えるだろう。

 では、「正気か!?」ポイントはどこにあるのか。おそらく、未成年のアイドルにマフィアやカジノ等のアンダーグラウンドなものを纏わせる背徳感や、世間一般に「バニーガール」の認識を持たれがちなバニー耳を男性アイドルにつけるところなのだと思われる。

https://twitter.com/dfes_official/status/936022024308346880

 このときのコーデバトルの説明「裏世界はキケンとシゲキがたくさん。さあ、今宵も…イッツショウタイム…!」 からは、スタッフも楽しんでいることがよくわかる。

 

ヌーディストブルーシリーズ

  世間にいくつか存在する、カードで着替えるタイプのゲームのひとつであるドリフェス!だが、これは衣装の概念を覆すドリカである。その無茶苦茶さは「新人アイドルは身体を張ってナンボ、みたいなところがありますからね」というスタッフコメントに詰まっている。

 ドリフェス!の上半身用衣装には「なんとかトップス」「なんとかジャケット」のような名称がついているが、このヌーディストブルーシリーズのトップスは「ヌーディストブルーボディ」である。トップスはトップスではなく、ボディ。アイドルはそのボディ自体が衣装に負けないほどの魅力を持っているということなのだろうか。

  もはや衣装の作り云々ではなく、存在そのものが前衛的。それがヌーディストブルー。服を「着ない」という衣装。あまりにも型破り。あまりにも、「正気か!?」。

cf.裸祭り*3

 

ホットスプリング浴衣シリーズ

  動画を見てもらえれば全て理解してもらえると思うが、スタッフいわく、浴衣の裾は「苦肉の策でまくり上げ」たとのこと。なお、撮影用の水着という設定のパンツを穿いているので回し蹴りの振り付けがあっても大丈夫だった。

 これは温泉イベントに合わせての実装で、要素の盛りこみや意外性のある衣装ではない。ひとつ上のヌーディストブルーと合わせて、露出という点で「正気か!?」ポイントが高くなったのだろう。

 

ドリームモーモー

  クリスマスのサンタ衣装と合わせて「トナカイも作ろう!というノリで作成」「プロデューサーのノリで千弦だけ牛になりました」という、ノリで作られた着ぐるみ。

 ホルスタイン柄が乳牛を連想させることから、アブノーマル感が強い。また、cattleではなく(当然cowでもなく)「モーモー」と名付けられているあたりにも「正気か!?」と思わされる衣装である。

 

ニューイヤーみかん

  頭に載せるみかんである。アクセサリーとして扱われているが、「みかん」としか書いておらず、また質感もとてもみかんらしいので、本物のみかんを載せていると思われる。

 このドリカの「正気か!?」ポイントは、意外性でも要素の盛り込みでも露出でもない。ただただ意味がわからない点である。アイドルの頭にみかんを載せて踊らせるという意味不明さには、「正気か!?」と思わずにはいられないだろう。

 

まとめ

 寄せられた意見の中から、特に人気のあった7種のドリカを挙げた。その他も含めて考慮すると、「正気か!?」と思わされるドリカは、大まかに4種に分けられる。

★倒錯的系(セーラーゴシック・チョコレートスチームメイド等)

★露出系(ヌーディストブルー・ホットスプリング浴衣・アラビアンビジュー等)

★理解不能系(ニューイヤーみかん・いい湯だなタオル等)

★風間圭吾(カジノバニーボーイ・リッチダルメシアン・ラビットコスチュームイヤーカチューシャ等)

※なお、ドリームモーモーは倒錯的系と理解不能系の両方に含まれると思われる。

 倒錯的系と理解不能系のドリカ人気や、公式のスタッフコメントやファンの意見を見ると、どことなく様子がおかしい点を楽しんでいることがわかる。

 また、露出系は、系列の『アイカツ!』をはじめとした女性アイドルものでは出せない衣装である。ドリフェス!のアイドルたちは、そもそも着替える際にめちゃくちゃに露出している。女性を描いたものであれば身体やは発光し、肌色の肉体を見ることはまずないだろう。だがドリフェス!になると、まあ男だし、全年齢向けで脚だの腹筋だのを見せてもさほど問題にならない。それに慣れたドリフェス!のファンは、ライブ中の露出も、正気ではないと理解しつつ楽しんでいるようだ。だからこそ、裸祭りが三度もおこなわれたのだろう。

 そして見逃せないのが風間圭吾。彼に狂わされたプリンセスたちのアツい思いは、このあとに載せさせていただいた。

 さまざまな「正気か!?」ドリカたち。それらに共通しているのは、制作側もファンも、「正気か!?」と思う気持ちを各々愛でているという印象だ。他の追随を許さないような唯一無二の衣装が続出したのは、面白がって作った側と、それを面白がって支持したファンがいたからこそだろう。意見の寄せられた衣装は、比較的遅くに登場したものが多い。それまでに制作側とファンのさまざまな応酬があったから、突飛で、アバンギャルドで、ドリフェス!に最適化された衣装が生まれたのだと思われる。「エールを輝きで返す」には、こういうものも含まれていそうだ。

 愛すべきトンチキドリカたちを生み出してくれたスタッフさん、そしてそれをキャッチしてくれたアイドルたちに最大の感謝と敬意を表したい。

 

寄せられたコメント(抜粋)

セーラーゴシックシリーズ

 ぱっと目に入ってくるセーラー服と猫耳もかなりすごいのですが、長袖セーラー服に半ズボンにゴツいブーツというアンバランスさや首輪のようなベルト、猫耳に付いたピアスなど、細かいところまで見れば見るほど尋常じゃない何かを感じます。 中でも首輪のようなベルトが1番ただならぬ何かを感じたのでトップスを選びました。

 とにかくベルトの数が多いことに、制作者の念を感じた。

 なぜセーラーにネコミミ?なぜ半ズボン?なぜ風間に着せた?なんでイケナイお店みないな図柄になってるの!?一瞬にして湧き上がる疑問のオンパレードを前に、かつてないほどに情緒をぐちゃぐちゃにされた思い出深いドリカです。

 それなりに体格のいい男子高校生に半ズボン(しかもセーラーにゴシックという方向性)を履かせた挙句に猫耳カチューシャそしてあのポーズ、照れが隠しきれていないことで尚更「これは正気じゃないやばいシリーズなんだな」と確信を持たせた風間圭吾……………

 推し(圭吾)が猫耳セーラー服で恥じらいの表情を浮かべているという状況にこちらも正気を失ってひたすらガチャを回し続けたのですが全く出ずに恐ろしい金額を失ったのも今では良い思い出です。

 恥じらいの表情が正気じゃないししまむらコラボ*4にこれが抜擢されたときも狂気感じました。

チョコレートスチームメイドシリーズ

 女装ではなくあくまで男性用衣装としてメイドとして作られていること、謎のコルセット、長袖のパフスリーブ、ふりふりエプロン、ヘッドアクセ、萌え要素はたくさんあるのに別に可愛い訳でもなくえっちでもないのに、そこが可愛いと感じてしまう。イベントストーリーとも全然関係ないので「なんでスチーム?!メイド?!」という困惑しかなかったし、発想力に逆立ちしても敵わないと思いました。ドリフェスに乾杯。

 チョコレートスチームメイドが発表された当時、色々忙しくてド!と距離を置いてたのですがチョコレートスチームメイドの衝撃で舞い戻ってきました。衣装のパーツ、色味、ドリカの構図全てが最高に可愛くてトンチキでドリフェス!!!!!という感じで最高です。チョコレート×メイドまではわかる、そこにスチームパンクを合わせてくるド!の正気ではない思考を愛してます。好きすぎて武道館でもBlu-ray上映会でもチョコレートスチームメイドのドリカを掲げたし今度の上映会でも掲げるつもりです。

 (カジノバニーボーイにも投票した方より)どちらも「絶対に男にバニーボーイorメイド衣装を着せる」という執念を感じました。特にメイドの方は是が非でもヘッドドレスとパフスリーブにするんだ!!!!男でも着せるんだ!!!という強い意志を感じ、当方はドのアプリはたまに触っていた程度でしたがTLでコーデ告知画像を見て、『天才?(変態?)』と強く思ったので未だに忘れられません。

女装ではなくあくまで男性アイドル衣装としてメイド服、正気か!?と思ったけどパーツごとの取り入れ方が本当に上手くて悔しくなった。今までで一番好きな天才ドリカです。

 あれが正気なわけがない ドリカデザイナーは至急記者会見を開くべし

カジノバニーボーイカチューシャ

 朝っぱらから脳が溶けて爆散した思い出

 トリッキーディーラーだけならセクシーでかっこいい〜とても好き!で終わっていたんですが、バニーボーイカチューシャが出てきたことでD-Fourプロダクションの闇を感じました。突然のバニーボーイに頭がおかしくなり、以降は常にうさ耳をつけて踊らせていました。ほんと…なんでバニーボーイ…?公式を一生愛します。

 バババババ、バニー…!?バニイ??うさぎ??は??何でお前そんなにノリノリなの、チックショウかわいいなあ!!かわいいよ圭吾!!あんたは、間違いなく世界一かわいい!!ノリノリだな、バニイ…!ノリノリめ…!かわいい、かわいい、か!わ!い!い!ほしいーほしいー、え、このドリカ、ポイント貯めれば誰でももらえんの!?えっ、このクソカワドリカが??誰でも?ウソ…やだ、本当に手に入っちゃった…しかも二枚…もっとポイント貯めてもっともらおう…やだ…こんなかわいい圭吾が…うそでしょ、世界的幸せだわ、ありがとう!!大好き…!!大好きだよおおおおおお!!!!!!!とむせび泣いた、大事なドリカです。今でもスクショを眺めて、キレイナカオシテンジャネエカ…とニヤニヤしています。バニーボーイ、不健全!未成年アイドルがノリノリでやるんじゃねぇ大好き!!!!!!!

ヌーディストブルーシリーズ

 初見の印象は、「え?これ衣装なの??裸じゃん?!」でした笑 あまり強いドリカではなかったですし、着せる回数はかなり少なかったのですが、後半では裸祭りなどで大活躍していただきました。

 トップスが必要という考えをぶち壊していくドリフェスくん、サイコー超えてるなと思いました。名前もヌーディストブルーボディ。ボディとは??とひとしきり頭を悩ませたり、裸祭りでお世話になったりと、めちゃくちゃ愛しいドリカです!

ホットスプリング浴衣シリーズ

 浴衣の裾からパンツがチラチラ見えるのが性の消費という感じでやばいと思いました。

 踊ってる時に見えるか見えないかが気になりすぎてゲームに集中できなかった。

 踊ったら凄いんです、が形になったようなドリカだと思います。あんなに惜しげも無く太ももを見させてもらえるなんて…。D-Fourプロダクションは怖い。あとスクショ撮るとき毎回盗撮おじさんの気持ちになりました。タオルもでか過ぎてバスタオルなのもほんと笑いましたし、浴衣にデーモンデザイアブーツを合わせてミニスカブーツの非常に性的な格好で踊らせていました。浴衣欲しすぎて五万以上課金した思い出があります。

 これ下履いてないよね!?履いてるの!?どうなってるの!?ってなって欲しい衝動に駆られたドリカ。普通に考えてこの衣装でステージ立つとか正気か!?正気じゃないファンは毎回ライブでこのカード選ぶぞ。

ドリームモーモー

 雄の牛ならまだ納得出来ましたが、いや雌じゃん乳牛じゃん男子高校生アイドルに何着せてんだよっしゃいつきに着せようって思いました。シチュエーションがクリスマスってのも謎過ぎてポイントが高いです。

 結局なぜクリスマスに牛だったのか明かされず、戸惑いっぱなしのまま2年8ヶ月経ってしまいました。お腹部分がピンクなところに、異様にフェチシズムを感じます。

 どんなことになったら男性アイドルに雌牛の着ぐるみ着せようという発想になるのか??大好きです。この衣装、単純に着ただけでは全然可愛くない。けれど踊らせるとなんだかもうとても癖になる。もう一回見たいな、私が見たのはもしかしたら夢だったのかな…?若干の不安を抱えつつ、見た人間を夢見心地にさせるそんな魅力があるドリカだと思います。

ニューイヤーみかん

 頭にミカンのせるとか...何で?

 アイドルが鏡餅になったようで可愛かったです(新年早々ガチャ爆死して冬のボーナスが吹き飛びみました)。

 ドリフェス!のドリカ、ちょくちょく正気か!?っていうドリカはありました。ありましたが、ニューイヤーみかんORGは見た時ガハハ!!!と笑ってしまったし「心配」というか推しにこんなドリカを飛ばせてしまうんか…と本当に楽しい気持ちになりましたよね。正月早々推しのニューイヤーみかんORGが出るまでガンガン回しました。それも含め「正気か!?」となったドリカです。

 (みかん付き)でまじのみかん(ドリカ)(アクセサリー)が付いてくるとは思っていなかったので笑っちゃった思い出があります。いつもライブとかのお土産ではたこ焼き(ドリカ)(実質ガシャチケ)みたいな物だったで、突然のみかん(ドリカ)(まじのドリカ)(しかも喋る)には驚きました。あと質感がすごい。…というかなぜ頭にみかんを?ドリフェスくんのこのよく分かんないところが大好きです。

 出たときは「頭に乗せるみかんって…なんだよな!?」となったものですが、いざ手に入れて推し(ミスターアイドル)の頭に乗せてみると、色合いもよく馴染み、ちょこんとしたみかんのシルエットも可愛らしく、ついつい乗せがちでした。アプリ未プレイのドリフェス!にスクショ等見せると「なんで…いつも頭にみかん乗ってるの…?みかん好きなの…?」と怪訝にされ、ああ、みかんを頭に乗せるという発想は正気ではないし、それを受け入れてしまった私達ももはや正気ではない……としみじみ感じいることがありました。

アラビアンビジューシリーズ

 KUROFUNE推しのため、あの彼らがハラチラムネチラなんだそのドスケベコーデは!?!?!?という感情が生まれた後記憶がなく、ゲーム内でドリカが手元にありました。恐怖体験です。

 当方片桐いつきくんのおたくなのですが初めてアラビアンビジューを見たとき、普段は大人しく控えめな態度のいつきくんが日頃の努力の賜物である腹筋や大胸筋や三角筋を始めとした筋肉郡を曝け出し挑発的な表情をしてドリカに映っていることが大変ドスケベに感じました。レアリティはウルトラレアですがもはやドスケベレアです。このドリカで我々ファンの知らない彼の内面的な欲望、強さを垣間見たような気持ちになりました。語彙力がなく多くは語れませんがとにかく好きです。好きしかありません。

サマーバカンスシリーズ

水着

 DFプロダクションの売り出し方がグラドルと同じやんけ!!!と思ってしまったため。でもめちゃめちゃかわいくて私のところに来たときは一旦死にました。

ミサンガ

 アプリ配信開始後初のイベント、一体どんなドリカが貰えるのかとワクワクしていたらまさかの実装前だった圭吾。「え?!くろふね早速実装されるの?!?!でもなんでこっちだけ?!?!もう一人は?!?!」と混乱したのを3年経った今でも覚えています。しかも結局実装されたのはもっと先だったし。KUROFUNEの情報がまだあまり多くない中、表のイラストや「穏やかな海だ 平穏すぎて航海を躊躇ってしまいそうさ」という言葉を見てナチュラルプリンスって一体何者なんだ……??と謎が深まった1枚でした。また、実装前だったためか裏面の立ち絵は純哉が担当。KUROFUNEに対する扱いに不安を感じ、運営大丈夫か……?と心配になったドリカでした。

ダズリングズーシリーズ

 しまむらとのコラボT。トチ狂った(褒めてる)デザインなのに、ド!イベントでは毎回大勢が着ている。たった1枚のTシャツが女オタクの羞恥心やら恥やら何やらを捨てさせた功績はデカすぎる。 

いい湯だなタオル

 たとえただの白いタオルだろうがアイドルが身につけたその瞬間からなんでもアイドル衣装になってしまうんだということを教えてくれたドリカです。ふわふわ感最高…!

モフモフくまさんシリーズ

 変だな〜って思いながらイケメンにモフモフくまさんを着せて喜んでました。

 手持ちのアクセカードが少なく、ステータスで自動コーデをするとロック系でも綺麗系でもくまさん帽を被ることになり怒りのクソコーデのままずっとプレイしていた楽しい思い出があります。ドリフェス!最高!

ピヨピヨヘッド

 ドリカの絵くそ可愛いけども、どういう心境でこのドリカを作ったんでしょうか。ライブ中に頭上でぴよぴょしてるんですよ!?可愛いけど!

マイフェイバリットペットカチューシャ

いつきの顔がエロい!!!!!!

フワフワルームシリーズ

シューズPNK

 唯一奏が髪を下ろしているドリカで、聖母のような赤ちゃんのようなお顔でこちらを見ている…がわいい!!!となり一番課金したドリカなので選びました。

ライトニングボルト

 最初見たときは普通にかっこいい!と思ったんですが、よく見ると相方の色のインナーを着てるしチョーカーがえっちだしおへそ見せつけてくるのがもう…。ふねの衣装は対になってるものが多いですがまさかインナーを揃えてくるとは思わなかったので我々は何を見せられているんだ……となります…

ラグジュアリーパジャマ

 スチームメイドと迷いましたが、パジャマ(衣装)は率直にわけわからないな、と言うのと、着替え中の圭吾の恥じらいシーンを納めてしまったところに気が狂わされました。ド研で戸谷さんがドリカペンラに嬉しそうにいれていたドリカがこのパジャマだったのも併せて正気じゃないよなあ……としみじみ思います(そういう所が好きです)。

ラビットコスチュームイヤーカチューシャ

 真っ先にこのドリカを思い浮かべたものの、設定を考えると胸の底がズン…と重くなりうまく言葉にすることができませんでした。

 プリンスの誕生日ドリカを待ちわびていたプリンセスにこの仕打ち(めちゃくちゃ課金したしめちゃくちゃ付けて踊ってもらった)。

リッチダルメシアンシリーズ

 いやだってどうしてそのタイミングでこんなん出したの表情といい肩掛けといい絶対情夫呼ばわり狙ってる…と思わずにいられませんでした。

 初めて見た時にえっちなお姉さんすぎて「えっちなお姉さん!!!!!」って声をあげた。好きなドリカです。

鬼ぬい

 諸事情ドリカに掲載されていた正気を疑うドリカ。仮に実装されていたらどのように描かれていたのだろうか。アプリのポリゴンなら腹筋の割れ方等は描かれてないからセーフかもしれないが、ドリカの立ち絵はそうではない。裸祭りで高得点を叩き出すドリカたちは漏れなく彼らの肉体美が描かれている。既存の裸祭りドリカたちはまぁ下半身はおしゃれしてるしイケるっしょだが、鬼のパンツはそうではない。童謡にあるように鬼のパンツはいいパンツ強いぞということでもない。スタッフが履こう履こう鬼のパンツ♪とでも歌いながら作ろうとしたのであろうか。想像してほしい。彼らの肉体美を覆うのはシマシマのパンツ1枚。我々はこの情報過多の光景をどう処理するべきか。否、我々ドリフェスの民はすべてを受け入れる寛容さ、情報処理能力をかね備えている。だから見せてくれ。鬼パンツを履いたアイドルたちを。アプリが再開することを信じシマシマパンツに思いを馳せる。

 

オタクってなんなん

 オタクは、なにをきっかけに自分をオタクと認識し、なにをもって自分がオタクでなくなったと思うのだろうか。  

 

ドリフェス終わったらどうするの?」

「オタクやめるの?」

 昨年、ふさぎこんでいた時にかけられた言葉たちだ。そう言った周囲の人間から悪意ばかりを感じたわけではないが、なかなか厳しい問いかけだなと思った。

 私も、上記の発言をした家族や友人たちも、オタクまたはオタク文化に理解がある人間だ。だが、こんなふうにすべての展開に区切りを告げられるのは初めてのことで(テニプリの場合、序章の連載が終わったあともOVAの発売やラジオ放送、ミュージカルの上演等は続き、そうこうしているうちに新章が始まった)、コンスタントな供給がなくなる、イコール、オタクとしての活動がなくなること、ひいては自分がオタクでなくなるように感じていた。

 その日が来たとき、人生の半分――とくにこの一年間はすさまじい勢いで――オタクとして全力疾走してきた生活が終わり、私はオタクではないなにか別の存在になるのだろうか。それ以前に、ここから飛んじゃおして死ぬ可能性だってある。 当日を迎えるまで、10月21日*1*2より先の自分が何を思っているか、どうなっているかなんて、全く想像できなかった。

 しかし、明日も生きろと言われ武道館を出て、一日ぼんやりと街をさまよって、家に帰ってきて、夜中に「またね」と言われて、泣き疲れ眠りについて、目覚めた未明に「#イケるっしょ」のムーブメントを目撃して、気付いた。「区切り」の日を越えても、私はめちゃくちゃオタクのままだということに。4か月経ったいまでもドリフェス!に思考を支配され、私はオタクであり続けている。人間としても、オタクとしても、死ななかった。死ねなかった。元気に生きていた。

 ただ、いまはコースを走り終えて、流してトラックをゆっくり回っているような感覚で、いろいろな感情を共有する仲間と、ちょっとしんどいけど幸せな毎日を送っている。ちょっとしんどいけど、オタクとして生きていることはやっぱり楽しい(私たちはもうオタクではなくドリフェス!そのものになったけれど)。

 

 最近、「オタクとして死んでる」「オタクをやめたい」などと話す友人が増えた。それらは、結婚や出産で時間が取れなくなったり、好きな作品に疑念を抱いたからだったり、他のオタクとの関係に問題が生じたり、単純に“落ち着いてしまった”からだったり、さまざまな理由によるものだ。ただ、少なくとも私の周りでは「公式が死んだから私も(オタクとして)死ぬわ」と言う人はなかった。むしろ逆のようにも思える。オタクの元気さは、公式の脈拍に必ずしも比例していない。

 

「オタク」の定義に、これといったものは存在しないという。

 個人的には、日常生活を送るうえで思考に著しく影響を与えるものがあるとき、人はそれのオタクになっていると考えている。漫画でも、アニメでも、ゲームでも、アイドルでも、鉄道でも、昆虫でも、便座でも、いちご大福でも、魂を所属させるジャンルは人それぞれだ。この世界のありとあらゆるものが、人をオタクたらしめる存在になりうる。

 なにかに強烈に魅せられ正気を失ったと気付いたとき人はオタクになり、夢から醒めたと感じたときオタクではなくなるのだと思う。たぶん、「夢中」という語は、「オタク」にすごく近い。

 富士山の頂上で「登山楽しいから山ガールになろうかな」と言った私に、友人は「ぬいぐるみ連れていきたいから登るんでしょ? それは登山じゃなくてドリフェスのオタクだよ」と返してきた。そういうことなんだろう。自分が何者であるかは、自分の感覚が決めるものだ。私の夢は、まだ終わっていない。

次元の狭間にただよう香りは

 よく食べたなあ。

 一年間を振り返る時期になって、しみじみとそう思う。たぶん、人生で一番ラーメンを食べた一年だった。

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 しばしば行なわれる、オタクコンテンツと飲食店とのコラボ。

 アニメイトカフェのように、もとからそのために作られた店もあれば、ある日突然普通の飲食店がオタクの聖地となってしまうこともある。この一年と少しの間、私が通ってきたお店は、その後者だった。

 二次元のキャラクターと同じ景色が見たい。同じものを食べたい。同じ空間を共有したい。どう考えたって非現実的なその願いを叶えてくれたのが、上井草「てっぺん」さんと『ドリフェス!』のコラボ企画だった。

 アニメ『ドリフェス!R』においてキャラクターたちが通うラーメン屋「ちょうてん」。この店は、実在する「てっぺん」さんがモデルとなっており、外観、内装、メニューもほぼそのままアニメに登場している。

 アニメの放送後、ファンが勝手に通っていたところ、2017年12月から正式にコラボが始まった。「KUROFUNE襲来!!記念らーめん」というメニューが作られ、特典にアニメそのままのトッピング1品無料券が付いた。

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 私たちは、ただキャラクターと同じものを食べたいという思いで行っただけだ。ラーメンがおいしかったから何度も通っただけだ。お店の方に優しくしていただいて嬉しかったから、手紙やおみやげを持っていっただけだ。

「てっぺん」さんは、そんなオタクの勝手な行動をあたたかく受け入れ、大量の手紙を、まるで芸能人のサインを飾るかのように店内に貼ってくださった。いま、「てっぺん」さんの内壁は、アニメに登場したときとは大きく変わっている。

 

 

  そして、コラボ開始からちょうど一年となった12月1日。アニメの監督がこのツイートを投稿した。ラーメン食べに来た高校生。その高校生の目の前に、いまの「てっぺん」――いまの「ちょうてん」があった。圭吾と勇人が、私たちの書いた手紙を見ている。

 視覚、聴覚、触覚、嗅覚に加えて味覚を共有し、それを向こう側も認めてくれるのが5次元なのだ。二次元に生きている“彼ら”が、三次元の“彼ら”を介したり介さなかったりしながら、私たちと同じ世界に生きている。だから、三次元で起こったこと――私たちが送ったエール*1や夫婦箸をはじめとしたグッズの販売*2――は“彼ら”の経験になるし、風景が変わった「てっぺん」さんの今は、“彼ら”行きつけの「ちょうてん」の今になる。

 ドリフェス!的に言えば「エモい」この不思議で趣深いこの感情を、きっと私はとんこつラーメンのにおいを嗅ぐたびに思い出すのだろう。

 

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